「トップガン マーヴェリック」観に行ってきました!

 

オープニングが前作とほぼ同じ作りにまずビックリ(トップガンとはなんぞやというヤツですね)。

 

甲板からの発進シークエンスと共に流れるのは...あの曲!!

 

テンションMAXのオープニング。そして大興奮の内に映画は終了!!

 

大満足した本作ですが、気がつくと、パンフ片手にトム・クルーズ本人について考えていました。

 

映画の感想と合わせて、ぜひそれを書き綴りたいと思います。

 

(2022年公開 上映時間/2時間11分 監督/ジョセフ・コシンスキー)

 

  ストーリー

アメリカのエリート・パイロットチーム「トップガン」

 

彼らエースパイロット達は、絶対不可能な極秘任務に直面していた。

 

ミッション達成のため、白羽の矢を立てられたのは、トップガン史上最高の天才パイロット「マーヴェリック」。彼は極秘任務の訓練を施す教官として抜擢されたのだった。

 

マーヴェリックは若き精鋭パイロット達に対し、厳しい訓練を課す。

 

その中には、かつて彼と訓練飛行中に命を落とした相棒グースの息子ルースターの姿もあった...

 

  マーヴェリック

 

トムにとってのピート・“マーヴェリック”・ミッチェルは特別な存在です。

 

まるでシルヴェスター・スタローンとロッキー・バルボアの関係のように。

 

36年前、単なる若手スターの一人にすぎなかったトムが、心血を注いで作り上げたキャラクターがマーヴェリックなのです。

 

パンフを観て初めて知ったのですが、トムはトップガンの脚本を読んだ時に「これは勝負の映画だ」と感じ、製作者側に参加させてもらっていたそうです。

 

結果として、トップガンの大ヒットにより、彼は数段上のステージに立つことが出来ました。

 

36年間続編が作られなかったことを考えれば、彼がトップガンという作品を、マーヴェリックというキャラクターを如何に大事にしていたことをが分かります。

 

マーヴェリックは根本的には

前作と全く変わりません。

 

天才的な操縦技術を持つにも関わらず、上官に忖度せず、出世にも興味がないため、彼はいまだにパイロットのまま。

 

ですが、マーヴェリックは現役でいることに誇りを持っており、それが望みでもあります。

 

今回、彼は過酷な訓練を若いパイロットたちに課します。

 

あまりの難易度の高さに、彼らもマーヴェリックの上官もそれを達成することを半ば諦めます。

 

だが、その過酷な訓練をクリアしないと、極秘任務は達成できず、パイロットたちも生還出来ません。マーヴェリックは彼らを死なせたくない思いで訓練を課しているのです。

 

そこでマーヴェリックは、さらに過酷な条件を付した訓練メニューを彼自身がクリアしてみせることで、彼らを納得させるのです。

 

「これってトム・クルーズ本人じゃん...」

 

観終わった後、ふとそんなことに気がつきました。

 

近年の「ミッション: インポッシブルシリーズ」を始め、彼が主演・プロデュースをしている映画は、彼自身が命を張った危険なスタントを行っています。

 

もしプロデューサーがトムでなければ、主演俳優にこんな危ないスタントはさせなかったとも言われてます。

 

周囲の関係者もスタッフも、トムの行動に気が気でなかったでしょう。

 

ただ、なぜトムがこんなキチガイじみたスタントをするのかというと...

 

映画にリアルを吹き込むため。

観客を驚かせるためです。

 

トム自身が危険なスタントを成し遂げることで、彼は周囲を納得させます。

 

そして手に汗握る、優れた娯楽作品を完成させているのです。

 

本作でも、戦闘機F/A-18に実際に乗って演技するという、クレイジーとしか思えないことを行っています。

 

これは彼だけでなく、若手パイロットを演じる俳優も同じです。

 

過酷な現場だったと思いますが、あのトム・クルーズが率先して強烈なG(重力加速度。フツーに気絶するレベル)にさらされ、同じことをしているのです。文句を言う俳優はまずいなかったでしょう。

 

結果として、観ている観客は彼らを通し、唯一無二の疑似トップガン体験をすることが出来るのです。

 

不可能を可能に。自ら動いて皆を動かす。

 

マーヴェリックの物語は、トム・クルーズ自身の物語だと思うのです。

 

 

  感想

 

もちろん最高です。

 

本作最大の売りは劇場で体感させること。

 

先程も書きましたが、映画を観ているだけでトップガン体験出来ちゃうんですから、それだけでサイコーです!!

 

しかも、オジサンである自分は、これまたオジサン主人公(失礼)「ピート・“マーヴェリック”・ミッチェル」に強く感情移入してしまいました。

 

トップガン伝説の天才パイロットと勝手にシンクロです♪

 

お前らなどアイスマンの

足元にも及ばんよ。

 

とばかりに、生意気な若造トップガンを模擬練習でバッタバッタと撃墜(ロックオンだけですが)するマーヴェリック。

 

ロートルとナメてた彼らは、罰ゲームの腕立て伏せで青息吐息。いや~非常に気持ちいいシークエンス。

 

シンクロはともかく、全編にわたりマーヴェリックの天才操縦ぶりがみれますので、ガンダム・マクロス好きもハートわしづかみでしょう。

 

また前作「トップガン」とのつながりは非常に大きいです。

 

単体でも十分楽しめますが、観ておかないとエモーショナルな部分で雲泥の差出ます。

 

個人的には、直前に前作を観直したおかげで、相棒グースの息子ルースターやアイスマンとのエピソードで思わずウルッとしてしまいました。

 

本作には燃える(萌える)要素はまだまだあります。

 

作戦に使用するのは旧型のF/A-18。今回のミッションに最新鋭のF22は使えないという設定。

 

旧型の兵器をチョイスするって

燃えませんか??

 

対して、敵の戦闘機は最新鋭第5世代。まともに戦えば勝ち目がないハンデって...タマリマセン。

 

しかも、終盤近くの「こんなことマジよく考えたわ!!」という、トップガン好きなら狂喜乱舞の展開が待っている凄まじさ!

 

さらにヒロインがあのジェニファー・コネリー!!(個人的趣味)

 

ホントにどうするつもりですか、このワタシを...

 

もうメロメロでした。

 

 

満足度 100点

 

「Don’t think. Just do.」