リーサル・ウエポン
「致命的な兵器」
通称「最終兵器」
中二病男子ならシビれずにはいられない、まさしく最強かつ最凶タイトル。
「アイツにだけは関わるな。ヤツはリーサル・ウエポンだぞ!」
とウワサされる、伝説のヤンキー中学生になれたら幸せ(妄想)。
監督は「スーパーマン」のリチャード・ドナー。
主演は「マッドマックス」のメル・ギブソンと「プレデター2」のダニー・グローヴァー。
2022年、プライムで全シリーズを見直しましたが、本日は記念すべき第1作について書いてみたいと思います。
(1987年制作 上映時間 1時間49分)
ストーリー序盤
冒頭、高級マンションから、薬物依存症の売春婦が飛び降り自殺します。
(彼女視点の、地面の乗用車に激突するまでの映像はなかなかショッキング)。
続いて、マータフ部長刑事(ダニー)とリッグス刑事(メル)が登場。
マータフは、朝から妻や子供たちに誕生日を祝ってもらえるほどの幸せな男。誰もがうらやむパパ刑事です。
リッグスはたった一人、トレーラハウスに住む孤独な男。危険な麻薬取引の現場に向かいます。
売人の一人に背後から銃を突き付けられますが、仲間の捜査員に「おれごと撃て!」と言い放ちます。
結局、売人は自分で撃退しますが、あやうく撃ち殺しそうになり、慌てた仲間に止められます。
一方、マータフは、売春婦が友人の娘であることを知り、大きなショックを受けます。
愛する家族を持つマータフと、自分の命に執着しないリッグス。
マータフは事件の捜査を始めますが、薬物対策課からリッグスが相棒として異動してます。
全く正反対なこの二人は、コンビとしてやっていけるのか?
そして事件の真相は?
登場人物
泣き虫リーサル・ウエポン マーティン・リッグス/メル・ギブソン
誰もが知る人気俳優ですが、監督としても超一流(「パッション」「アポカリプト」「ハクソー・リッジ」等々)。
本作では、ベレッタM92F片手の銃撃戦、全力疾走、格闘戦と「メル・ギブソンってこんなに動いたっけ?」と思うほどアクション俳優しています。
プライベートでの奇行やお騒がせぶりを考えると、寡黙なマックスより、自殺志向のイカれたリッグスの方がメルに近いかもしれません。
あの独特な髪形(ウルフヘアー?)もサイコーですね♪
意外に若い ロジャー・マータフ/ダニー・グローヴァー
困った顔がよく似合う俳優さん。「プレデター2」でプレデターとタイマン勝負したことでも有名。
作中ではえらい歳のことを気にしてますが、実はまだ50歳になったばかり。
いま観ると「そこまで歳じゃないですよ」と声をかけたくなるオジサンです。
一見、常識人ぽいですが、リッグスが本当に自殺志向があるとゲロると、拳銃を取り出し、
「口にいれろ!
その方が確実だ!」
等ととんでもないことも言うオッサン。
感想
アクション映画としては、本作はごくごく平均的な映画だと思います。
二転三転する物語、見たこともないアクション、驚愕の結末があるわけでもありません。ですが...
主役の二人はアクション映画史に残る名コンビ。
最高のバディムービーです。
リッグスとマータフの掛け合いはホントに楽しい。
時には笑い、時にはおセンチに。
ストーリー展開が遅くなっても、彼らがあまりに魅力的なので、退屈せずに観ていられます。
また本作はシリーズ史上最強のリーサル・ウエポン度を堪能できます。
拳銃、長距離狙撃、打撃、関節技を使った格闘術等々。
残念ながら、2作目以降はこの無敵補正が無くなり、リッグスは結構やられちゃったりしてますが
久しぶりに、この愛すべき二人に会えてよかった。
あとテーマ曲も哀感が漂ってとても好きです♪
満足度 75点
おまけ
この映画を観直そうと思ったのは、この二人のおかげです。
ザ・リーサルウェポンズ
彼らの音楽は本当にサイコーです。
80年代バンザイ!!
