昨日、つくもさんのブログで 『 一汁一菜でよいとの提案』 という本が取り上げられた。
その中で 「お味噌汁のちから」 の実践例として、味噌汁にいろいろな食材を入れ、さらにご飯も投入するという 「雑炊」 風の一椀が載っていた。
まあ、いわゆる 「猫飯」 (ねこめし)ともいえる(笑)
ところで筆者は、食べ物について書かれた本を読むのが好きだ。
先のブログから 小泉武夫氏の 『ぶっかけ飯の快感』 (ビジネス社)という本を思い出したので、その一部を紹介する。
(以下は本の引用)
〔はじめに〕
「ある日のこと。中年作家の A 氏と、初老作家の S 氏が、酒を飲みに来たことがあります。互いに無類の食いしん坊です。」
「それはまあ楽しい酒宴でした。私を含めて三人とも、グルメの好む A 級食品よりも、はるか格下の B 級、 C 級食品の方を好むタイプ。話が大いに弾みました。」
「酒を飲みながら、好き勝手に食い物の話をするのは楽しいものですが、談論風発する中で『自分で B 級、 C 級料理店を開店するとしたら、何を食べさせる店をつくるか』といった話が出ました。」
「 A 氏は猫飯店(ねこめしや)をやりたいそうです。豚汁、粗(あら)汁、けんちん汁、粕(かす)汁、なめこ汁などの汁を作っておき、客が入ってくると、丼にご飯を盛り、好みの汁をぶっかけて出す。ただそれだけでいい、というのです。」
「メニューはこのほかに、例えば 『本流猫飯』 というのがあって、これは丼にご飯を盛り、そのうえに削りカツオ節、すなわち花カツオを多めに乗せ、その上から菜っ葉のおみおつけをかけたものです。」
(引用終わり)
――ここを読むだけでも著者の 「猫飯」 への愛着がうかがえる。
それからこの本の第1章 「ぶっかけ飯・丼の快楽」 には 豚丼・とろろ飯など17種のメニューが載っている。その筆頭、イの 1番に挙げられているのがこれ――「猫飯こそ食味の悟り」である。
本文にはこう書かれている。
「猫飯が大好きだ。丼にご飯を7、8分に盛って、さまざまなものをぶっかけてガツガツと食らうアレですが、一番簡単で素朴感があるのは味噌汁をかけ、削り節を散らしたものでしょう。」
「削り節は上等なカツオ節より、サバ節のような大衆性のあるものの方が、断然似合います。」
「最近の猫君たちは大層グルメになってきたそうなので、私の好む猫飯なんぞに見向きもしないかもしれませんが、私はこれが大好きです。」
「菜っ葉の味噌汁の中に生卵を割って入れ、煮てブヨブヨよりやや硬くなったところで、味噌汁もろともぶっかけたヤツなどは、悟りが開けるのではあるまいかと思うほどの美味です。」
(引用は以上)
筆者は焼き魚などで ご飯を食べることが多い。
たまに だが おかずを全部食べてしまって、ご飯が一口・二口分ほど残ることがある。
そんなときは、ふりかけ・焼きのり・イカの塩辛などで食べる。
ところで「おとな の ふりかけ」というものがある。
「大人の」といってもこれはスーパーで買うときに、レジの機械が「年齢確認が必要な商品です!」と叫ぶものではない(笑)
コンビニで買っても、レジの所で 「20歳以上です」 のボタンを押すことは求められない(笑)
(以上のギャグは、スーパーなどで酒類を買ったことがない人には
分からないかもしれない 笑)
それで茶碗に残ったご飯だが、おかずが「豚のしょうが焼」や「煮魚」ならば その煮汁をかける。
立派な猫飯である(笑)