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下堂薗恵築のブログ

飲食店をモデルに商売の原則原理を書いています。

飲食店の集客は、よく風呂桶に
 
水を溜めることに例えられます。
 
水道の蛇口から水(新規客)が
 
流れ込んでいても、風呂桶(お店)の底に
 
空いた穴から水が漏れていたら(顧客の流出)
 
いつまで経っても水はいっぱいになりません。
 
普通、風呂桶の底に穴が開いていたら、
 
まずそれを塞ごうとするものですが、
 
飲食店の経営者は、どうれば蛇口から
 
もっと勢いよく水が出るかばかりを考えて、
 
穴を塞ぐことに目を向けようとしません。
 
それでは水が無駄になるから、
 
まずは穴を塞ぎ、水をためる事
 
(より多く顧客化する)を考えましょうと。
 
それから蛇口をひねる
 
(さらなる新規客獲得)のが得策だと。
 
ではもう少し、現実に則して説明しましょう。
 
一度、使った風呂水(一度来店したお客様)は、
 
お店が元来持つ濾過機(料理やサービス、雰囲気etc.)
 
によって浄化され、ある一定量は、
 
また自然に風呂桶に流れ込む
 
(リピートする)仕組みになっています。
 
このお店が元来持つ濾過機は出力が弱く、
 
自然に再利用できるようになる水
 
(お店を気に入ってまた来てくれるお客様)の割合は、
 
それほど大きくはありません。
 
そこで、貯水タンク付きの強力な濾過機を
 
新たに設置して、再利用できる水の割合を
 
引き上げます。この濾過機の貯水タンクに、
 
より多くの再生水を溜めておき、
 
そこからも安定して供給できるようになると、
 
もし、水道の流れが悪くなった時
 
(新規客が少なくなった時)も、
 
風呂桶の水位を安定して
 
保つ事が出来るようになります。
 
しかも濾過機能が非常に強力で、
 
再利用どころか、
 
何度でも浄化できるので、
 
大きな水道代(新規客獲得経費)の
 
節約にもなるのです。
 
では貯水タンクとは?
 
これが俗に言う「ファン客作り」、
 
「顧客の信者化」といったものです。
 
お店が大好きで、お店に行くのが
 
楽しくてたまらない常連客の事です。
 
しかし、数回通ってくれたぐらいで、
 
お店の信者になど、
 
そうそうなってくれるものではありません。
 
お客様を虜にして何十回も何百回も
 
通ってもらうには、常に喜びと感動を与え、
 
あなたの考え方や行動に共感してもらい、
 
心底ほれ込んでもらわねばならないのです。
 
そのためには、
 
「美味しい料理を心を込めた接客で」などと、
 
のん気な事を言っていてはダメです。
 
そんな事は、どの店でもやっています。
 
他の店より抜きんでて、
 
お客様の心を打つことが必要なのです。
 
そこで、他の店ではやっていない事も行います。
 
「手紙を出す」「メールを送る」
 
「プレゼントをあげる」、
 
営業時間以外にも
 
「一緒に遊ぶ」「一緒に学ぶ」etc.
 
つまり、ただの店とお客の関係から、
 
友人に近い関係にまで持っていくのです。
 
その他大勢のただの店なら、
 
飽きたら行かなくなりますが、
 
気心の知れた友人の店には長く通うものです。
 
あくまでお客様なので
 
その間には商売があることを
 
忘れてはいけません。
 
お代を頂くのをためらってしまったり
 
サービスしすぎたりしてはダメです。
 
結局、何がしたかったんだ?
 
ってなりますからね。
 
では、まず最初にすることは
 
何度もアプローチすることです。
 
というのは連絡先を交換する事です。
 
これが絶対必要条件になって来ます。
 
連絡先が分からなければお客様が
 
来てくれるのを、
 
ただ待つしか方法がないからです。
 
まずは、これが全てのスタートだと
 
思って間違いありません。
 
新規客の獲得は、既存客の維持より
 
困難で経費がかかります。
 
資本力の少ない小さな飲食店は、
 
まず既存客をどのようにして
 
末永く来店してもらうかという事から
 
対策を始めましょう。