誰かといるより、一人でいたい日がある。#07~ほうとう不動 東恋路店~ | zeronote52~それなりに生きて、だいたいこんなもん~

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52歳。人生、思ったほど大したものにはならなかった。人付き合いは不器用、ポジティブ疲れもする。それでも、仕事、筋トレ、読書、音楽、愛犬と、たまに車で知らない景色と美味しいものを探す。誰かの正解より、自分の「まあ、悪くない」を。

『何かを足す前に、少しだけ減らしてみる。』
『本当に必要なものが見えてくると、
美しさは、もっとシンプルになる。』

下差しあなたらしい美しさを、ご予約はここから。下差し

 

 

 

 

 

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さすらう男、今度は山梨へ。

またまたやってきました。

誰かといるより、一人でいたい日。

別に誰かが嫌になったわけでもなく、

何かに疲れ果てたわけでもない。

ただ、ふらっと出かけたい。

行き先を決めるのも自分。

何を食べるかも自分。

帰りたくなったら帰る。

誰にも気を遣わない。

なんとも贅沢な時間です(^^)

今回、向かったのは山梨県。

目的は……

ほうとうを食べること。

ええ。

相変わらず、行動の動機が食欲ですwwww


■ 12年越し?の、ほうとう。

訪れたのは、

山梨県南都留郡富士河口湖町にある

「ほうとう不動 東恋路店」

富士山の麓、河口湖周辺に店舗を構える、山梨名物ほうとうの専門店です。

なかでも東恋路店は、ちょっと変わった建物。

白くて、丸くて、雲のような外観。

一般的な和食店のイメージとは、ずいぶん違います。

世界的に活躍する建築家・保坂猛氏が設計した建物で、富士山にかかる雲を思わせるような独特のデザインが特徴です。

店内も曲線を生かした開放的な空間。

料理は昔ながらの郷土料理なのに、建物はなんとも現代的。

この組み合わせが、なかなか面白い(^^)

そして、こちらの名物が

「不動ほうとう」

太くてコシのある自家製麺に、かぼちゃや白菜、きのこなどの野菜。

それらを味噌仕立ての汁で煮込んだ、山梨を代表する郷土料理です。

ちなみに、ほうとう不動の食事メニューは、ほうとうを中心としたシンプルな構成。

あれこれ選ばせない潔さも、私は嫌いではありません。

実はこちらのお店。

12〜13年前に、一度訪れたことがあります。

そのときに食べた、ほんのり甘みを感じる味噌の味。

それが、ずっと記憶に残っていたんです。

そして2年前。

富士登山をした帰りにも立ち寄ろうとしたのですが……

満員。(TдT)

富士山には登れたのに、

ほうとうには、たどり着けなかった。

人生、なかなか思い通りにはいきませんwwww

そんなわけで今回は、

ちょっとしたリベンジです。


■ 派手じゃない。でも、なんだかいい。

久しぶりにいただく、ほうとう。

この素朴な感じ。

いいですねぇ……。

特別に華やかな料理というわけではありません。

でも、野菜の甘みと味噌の風味。

手作りのぬくもりを感じる、優しい味。

場所や、その日の気分もあるのかもしれませんが、

こういう料理って、なんだかホッとするんですよね。

最近は、見た目も美しく、凝った料理がたくさんあります。

もちろん、それはそれで素晴らしい。

でも、ときどき思うんです。

おいしい料理と、心が休まる料理は、少し違うのかもしれない。

毎日、自分で作るのは子鹿料理ですからねwwwwプルプル笑い泣き

たまには、誰かが作ってくれた温かいご飯を食べたい。

それだけで、十分贅沢です。

疲れた身体に、じんわり染み込んでいくような味。

ああ、おいしい。

そう思いながら食べていたら……

なぜか、昔のことを思い出しました。


■ 懐かしい味には、余計な記憶までついてくる。

祖母が作ってくれたご飯です。

私には、北海道に祖父母がいました。

今は二人とも他界してしまいましたが、

子どもの頃、本当にたくさんの愛情を注いでもらいました。

少し個人的な話になりますが、

私は実の親とは、あまり反りが合いませんでした。

父は当時、アイシンに勤務していて、残業も多かった。

母は水商売の仕事をしていました。

そんな家庭環境もあって、

親と一緒に過ごす時間は、決して多くありませんでした。

だからといって、今さら何かを言いたいわけではありません。

ただ、不思議なことに……

親との思い出は、一つか二つくらいしか浮かんでこないんです。

でも、祖父母との思い出は違います。

一緒に過ごした時間。

何気ない会話。

楽しかったこと。

そして、怒られたことまで。

今でも、いろいろ覚えています。

怒られた記憶まで大切に思えるなんて、

人間、歳を取ると変わるものですね(^^)

祖母が作ってくれた、普通のご飯。

特別なごちそうではなかったと思います。

でも、あの食卓には、

私にとって大切なものが、たくさんあったんでしょうね。

食事をすることは、生きること。

そして、誰かと食卓を囲むことは、

ただお腹を満たすだけではないんだと思います。

祖父母が与えてくれた、ごく普通の日常。

今になって思えば、

あれは、私にとって本当にありがたい時間でした。


■ 親だって、親である前に一人の人間。

52歳になった今、

昔とは少し違う考え方をするようになりました。

親という存在についてです。

世間では、

親なら子どもを愛して当然。

親なら責任を持って当然。

そう考えられることが多いと思います。

もちろん、親には果たすべき責任があります。

それは、それとして。

ただ、親だって、

親になる前に、一人の人間なんですよね。

人には好き嫌いがある。

相性もある。

理屈では説明できない感情もある。

それは、親子であっても例外ではないのかもしれません。

だからといって、何でも許されるわけではありませんが、

人の性格や、その人が持っている本質的な部分は、

そう簡単には変えられない。

そんなことを、今は思います。

昔は理解できなかったことも、

今なら少しだけ、違う角度から眺められる。

別に、すべてを納得したわけでも、

何かが解決したわけでもありません。

ただ、

そういう人だったんだろうな。

そう思えるようになっただけです。

そして私には、

親とは違う形で愛情を注いでくれた祖父母がいた。

世の中、

「捨てる神あれば拾う神あり」

という言葉がありますが、

私には、妙にしっくりくる言葉です。

誰かからもらえなかったものを、

別の誰かが与えてくれることもある。

人生って、案外そんなものなのかもしれませんね。


■ ほうとうを食べに来ただけなのに。

それにしても……

私は何を考えているんでしょうねwwww

山梨まで、ほうとうを食べに来たんですよ。

しかも、12〜13年ぶりの懐かしい味。

普通なら、

「おいしかった!」

「また来たい!」

それで十分なはずです。

なのに気づけば、

祖父母のことから、親子関係。

挙げ句の果てには、人間の本質について考えている。

ほうとう一杯で、話がずいぶん大きくなりました。

お店の方も、まさか自分たちのほうとうが、

一人の52歳の男に、ここまで考えさせているとは思わないでしょうwwww

でも、こういう時間。

私には、必要なんだと思います。

普段は、目の前のことをこなして、

仕事をして、

ご飯を作って、

一日が終わる。

それなりに充実しているし、

それなりに忙しい。

だからこそ、たまには一人で出かけて、

誰にも気を遣わず、

食べたいものを食べて、

考えなくてもいいことまで考えてみる。

過去があって、今の自分がいる。

そんな当たり前のことを、

また考えているわけです。

考えたところで、過去が変わるわけでもないのに。

まったく、面倒くさい男ですwwww

でも、それも含めて自分なんですよね。

無理に答えを出す必要もないし、

無理に前向きになる必要もない。

懐かしい味を楽しみながら、

懐かしい人を思い出す。

それだけで、十分なのかもしれません。


■ さて、今度はどこへ行こう。

お腹も満たされました。

気持ちも、なんとなく穏やかです。

結局、一人でいたい日というのは、

誰かを遠ざけたい日ではなく、

自分のことを、少し思い出したい日なのかもしれません。

……なんて。

また、それらしいことを考えてしまいましたwwww

まあ、いいか。

おいしいものを食べて、

余計なことを考えて、

気が済んだら、また歩き出す。

そんな時間が、今の私にはちょうどいい。

さあ、

今度はどこへ行こうかな(^^)

それにしても……

ほうとう、おいしかったなぁ。

結局、最後はそこに戻るんですけどねwwww


【今回訪れたお店】

🍲 ほうとう不動 東恋路店

所在地:山梨県南都留郡富士河口湖町船津2458

山梨名物「ほうとう」の専門店。

富士山にかかる雲をイメージした白い建物が特徴的で、建築家・保坂猛氏による独創的なデザインも見どころです。

看板料理の「不動ほうとう」は、野菜の旨みが溶け込んだ味噌仕立ての素朴な味わい。

河口湖方面へお出かけの際には、ぜひ(^^)

※営業時間・定休日などは、お出かけ前に公式情報をご確認ください。