【新日本ファクトチェックセンター】
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前回記事(その149)に引き続き都知事選2024の考察を。

 

 



■蓮舫の浅知恵が露呈した?

さて、これまで考察してきた通り、だいぶ自爆ショーをやらかしてミソがついた蓮舫。
最近は矛先そらし?の為か、神宮外苑再開発のことを急につぶやき出した模様で。

しかし、以下の記事参照。

蓮舫「神宮外苑、100年かけて育ててきた森」⇒ 「神宮外苑に森なんかねぇよ、嘘つくなよ」と炎上 ⇒ネットの反応「木を見ても森は見えずw」

 


翔子「これまでロクに都政を勉強せず、共産党系の偏った活動家の意見をそのまま鵜呑みにしてるから、蓮舫はこうした底の浅いうわべだけの主張になってしまうのでしょうかねぇ」



■自民党の刷新・再生への道

立憲共産党陣営は、しきりに「都知事選」を「国政」と結びつけ、国政批判を無理筋で小池批判につなげて小池バッシングをしようと未だに画策している模様。

真琴「ふぅ。やれやれですねぇ」

ワイは政権交代自体は否定していない。たとえば維新が第一党になって新たな政権(維新政権)が樹立されるなら「今よりはマシ」ではないかと考えている。

しかし立憲共産党政権に変わるのは「今より更にダメ」にしかならないので論外、というスタンス。
そして「次期衆院選で維新が第一党になる」未来などが現時点ではあまり現実的でないのも理解しており。

そうなると当面は「自民党が刷新・再生しての政権運用」の方向も「現実的な選択肢」としては考慮せざるを得ない訳で。

そして近々、自民党の総裁選が行われる。

もしワイが「自民党の参謀」だったら、総裁選を機にどんな「刷新・再生への道」を構築するか。そんな思考実験をしてみたい。

翔子「ネット軍師の無責任な提案みたいなものですね^^」



■総裁選の候補としてよく名前が挙がる4人

総裁選の候補としてよく名前が挙がる4人を挙げるならば、代表的なのは以下になるだろうか。

・石破茂
・河野太郎
・上川陽子
・高市早苗


ここでまず考慮すべきは、【岸田政権は何故こんなに支持率が低いのか】という点。

最大の要因は「岸田首相は本来の自民党支持層からの支持がかなり薄い」という一点に尽きる。

真琴「それでは選挙で負けるのもある意味当然ですね」

既に党内からも岸田首相には公然と退陣要求が出ているほどで。

自民党・長野県連、岸田文雄首相に退陣要求 「執行部の顔触れ一新を」

 


なので次の党首は「本来の自民党支持層(主に保守派)からの支持を十分に得られる人材」というのが「最優先」の条件ではないだろうか。

その点で石破、河野は「疑問符がつく水準」だとワイは考える。

特に石破なんて「もう何十年総裁選に立候補続けてんだ?」的な「古い政治家」の印象であり、今更首相になっても「目新しさ」はほとんどないだろう。

翔子「ふむふむ」

上川陽子は、そこまで悪くない候補かもしれない。「日本初の女性首相」候補などと噂もされている。

ただ、彼女が岸田首相の「お気に入り大臣」だったのは周知の事実であり、「岸田後継色」のイメージが強すぎるのではないか。

「岸田政権のマイナスイメージを払拭してガラっと刷新したい」このタイミングで、上川陽子ではややマッチしない気はする。

林芳正とか茂木とかも同様に「岸田後継色」のイメージが強すぎて刷新には不向き。

真琴「なるほど」

残るは高市早苗。

「本来の自民党支持層からの支持」という点ではおそらく彼女が一番だろう。

いわゆる保守派の多くは高市早苗を支持しているようだし、「岸田後継色」もほぼなく、閣僚経験もあり答弁なども問題なくこなせる水準。

もし「この4名の中から選べ」と言われれば、ワイでも高市早苗を支持するだろう。「日本初の女性首相」としても悪くはない。

翔子「では高市早苗がオススメ?」

そのへんはやや微妙なところで。

高市早苗の不安要素の一つは、無党派層からどれだけ支持されるのか? が未知数な点。
もう一つは、公明党との関係だろうか。

詳細までは不明だが、高市早苗と公明党の仲はあまりよくない形跡が若干は見受けられる。

保守派の人達はしばしば「もう公明党なんて切ってしまえ!」などと勇ましいことを仰るが、党内部ではそうした意見はまだ少数派だろう。

小野田紀美ほどではないだろうが、もし「高市早苗は公明党との関係に不安がある?」のが事実だった場合、現状では高市早苗の総裁就任はなかなか難しかったりするのかもしれない。

逆にそのへんの不安要素がもし杞憂なのであれば、有力候補になり得るような気はする。

真琴「悩ましいですねぇ」



■いっそ思い切った世代交代をする手もある?

翔子「他に有力候補はいないのでしょうか?」

あとは、立憲民主党を反面教師にして「思い切った世代交代を図る」という考え方もあるだろう。

立憲民主党で今もデカい顔をしているメンツを挙げるならば、岡田、枝野、小沢一郎、辻元清美、蓮舫、安住、菅直人、長妻、などなど。

大半があの「公約破りまくり、嘘つきまくり」の「悪夢の民主党政権」で閣僚などを務めた面々であり。

現党首の泉健太にだけはあまり旧民主党政権のイメージがないものの、上記のような「悪夢の民主党政権メンバー」に完全に舐められており、全く党内のグリップが効いていないようにしか見えない。

真琴「党内のガバナンス、ガバガバなんす!」

こうした「中身はいつもの民主党政権メンバーを焼き直しただけ」の実態の(世代交代が進んでいない)立憲民主党との差を明確に打ち出すなら、自民党側は今回、思い切った世代交代を図るべきタイミングかもしれない。

翔子「つまり、自民党ではこれまで名前が挙がらなかったような、目新しい代表候補・首相候補をプッシュしてもいいのではないか、という提案?」

うむ。

自民党は何せ議員の数が多いので、なんだかんだで「期待のホープ」は探せばまだ結構いるのではないかと。



■たとえばこんな若手議員はどうよ?

若手の首相候補の具体名を挙げれば、たとえば小林鷹之衆議議員。

 

 

真琴「あら。コレはなかなかイケメンの雰囲気^^」

個人的には「若い頃の島耕作」的な雰囲気があるな、と感じる。滑舌も良く声も聞き取りやすい。

まだかなり若く一般の知名度も低いものの、安倍政権の頃から防衛大臣政務官などに抜擢されており、内閣府特命担当大臣(経済安全保障)や(科学技術政策、宇宙政策)などの閣僚経験もある。

政策通と言われ、喋りもハキハキしている感じで、答弁などでも大きな失態はあまりない「しっかり者」の印象。実績や経験値的には「今、首相になってもおかしくはない」水準かと。

翔子「『本来の自民党支持層からの支持』についてはどうでしょうか?」

まだ知名度が低いので「現状、支持とか不支持とか以前に知られていない」というのが実情に近いかも。

まだ目立った表舞台にあまり出てきていないので実力は正直「未知数」ではあるものの、個人的にはいわゆる「アッチ系」とか「エセリベラル」界隈特有の「嫌な匂い」はほとんど感じられない。信用できそうに思える。

ちなみに、小林鷹之は前回の自民党総裁選では高市早苗を推薦している。以下動画。

衆議院議員 小林鷹之先生から、応援メッセージ頂きました!!
高市早苗チャンネル

 

「岸田や石破や河野ではダメだ!」と嘆いている保守派の人達も、(高市早苗だけでなく)小林鷹之あたりなら「支持できる」のではないだろうか。

真琴「こうした若手のホープ?が党代表になって内部から刷新できれば、『立憲共産党とかよりはだいぶマシ』になって『本来の自民党支持層からの支持』も戻って来るのかもしれませんね」

うむ。

小林鷹之は以前から一部では「将来の首相候補」と期待され、「数年後には首相に」みたいな「虎の子」扱いをする声はそれなりにあった。

のだが、今の「支持率ドン底状態の岸田政権」の現状からすれば、今の自民党は「数年後には~」などと悠長なことを言ってる場合でないのは明らかで。

次の総裁選で党の立て直しに失敗すれば誇張抜きで「終了」しかねないくらいの現状、もし自民党が「本気で党の刷新・再生」に取り組むのならば、これくらいの思い切った「世代交代」も視野に入れるべきだと考える。

などと、現状の岸田政権をあまり支持していないワイが、もし「自民党刷新・再生への道」を提案するならば、という思考実験は以上。