【新日本ファクトチェックセンター】
今回は「その134~136」の「偏向報道関連記事」の番外編的な位置づけである。
オールドメディアの偏向報道に関連する記事の続きだと考えてもらっていい。ただし立憲民主党の話は今回はあまりないかも。
まずは共同通信の話から。
■共同通信の醜悪な「見出し詐欺」記事
共同通信「海水からトリチウム検出」記事をヘイト問題取材班がなぜかシェア
「これ、どういう案件なのでしょうか?」
上記のアゴラ(ねーさん氏)の記事によくまとまっているので補足は必要ないだろうが、簡潔にまとめるなら以下のスルメ氏のポストになるだろう。
切り取ろう トリチウムが出たぞ!編 pic.twitter.com/dMMhHPhRUr
— スルメ・デ・ラ・ロチャ (@surumelock) May 8, 2024
たとえば「消防署の方から来たものですがー」と言って消火器を売りつける詐欺師・押し売りみたいなペテン師。コレも「嘘は一切ついてない!」という強弁自体は可能だが、れっきとした詐欺として刑事罰を問われ実刑判決が出たりする訳で。
この共同通信の酷い記事も、「見出し詐欺」のペテン記事だとは間違いなく言えそうである。
「ういろう通信こと共同通信のペテン師体質は相変わらずですね」
■総会で架空記者達に囲まれる非実在?議員(朝日新聞の捏造記事)
さて、前回記事(その136)でも「その120」でも軽く触れた以下の件について今回真面目に考察したい。
安倍派総会を報じた朝日の記事、存在しない記者がその場にいない議員に質問していたと発覚
この捏造記事(誤報?)についてはAERAがその後にお詫び文を出しており、内容は以下画像。
該当のAERA(朝日新聞出版)の記事(訂正後)は以下である。
上記お詫び文にある『「岸田派解散」を表明した翌日の安倍派総会の記述』というのは、上記AERA記事の2頁目の真ん中辺りにある。
>岸田文雄首相は1月18日に「岸田派解散」を表明した。その翌日、安倍派も総会を開き、派閥解散を余儀なくされた。
記事修正前は、上記の記述に続いて以下の文言があった模様(現在は削除済)。
>”裏金議員”の大半が金額を明かさざるを得ない状況になったが、萩生田氏は記者らに囲まれ、発言を求められた際も対応せず、去ったという。
つまり、萩生田氏が「記者らに囲まれ」「発言を求められた際も対応せず、去った」などと、AERAでは「さも、見てきたようなまことしやかな嘘をつく」記事を書いていた訳だが、実はコレ、朝日の真っ赤な大嘘で。
萩生田氏は実はこの安倍派総会には、そもそも出席すらしていなかった。
その場に存在しなかった萩生田氏を取り囲み発言を要求する架空記者達?
「全く意味がわかりません。どうしてこうなった・・・」
これは「ただの誤記」とかで済むレベルを超越しているだろう。一体どんなミス?をすればこんな「真っ赤な大嘘」記事になるのか? 「トンデモ記事」にも程があるだろう。
「そもそも朝日新聞みたいな大手メディアならデスク等の上司が再監・チェックしてこんなトンデモ記事は事前に誤りに気づくのが普通では?」
確かに。一体どうしてこんなトンデモ記事が平然と世に出てしまったのか?
その経緯を推測すると、まず以下の点はほぼ確定だろう。
【朝日の記者は、そもそもこの安倍派総会の場に参加すらしていなかった】
記事を書いた記者がもしこの安倍派総会に参加してきちんと取材してから記事を書いていたなら、流石にこんなトンデモ記事を発信はしないだろう。
つまり、少なくともこの「安倍派総会」部分については、朝日の記者は実際には取材をしておらず、取材なしで記者が書いた「コタツ記事」だと推測される。
「え!?ちょっと待って下さい。このAERA記事ではこの部分に続く記述で、記者がこの時自民党議員に取材した?というテイの発言を幾つも書いてますよね?」
うむ。ざっと見ただけでの以下3名の自民党議員には取材した、というテイの記事になっている。
>安倍派の衆院議員はぶぜんとしながらこう語った(以下その非実在議員?の発言)
>地元の地方議員は、(以下その非実在議員?の発言)
>安倍派の参院議員は、(以下その非実在議員?の発言)
「では、朝日の記者はきちんと取材した上でこの記事を書いていた、と」
さて、それはどうだろう?
その3名の発言者(自民党議員)とやらは、いずれも匿名で「不特定多数の中の一人」でしかない書き方になっている。
これは「典型的な飛ばし記事(捏造記事)の作法」に完全に則っていると言える。
「どういうことでしょうか?」
■「典型的な飛ばし記事(捏造記事)の作法」とは?
たとえば一つの仮定の話で、
『今は別件でガス抜きをして、適当なタイミングで党首を変え、新しい自民党に生まれ変わったと国民に錯覚させるしかない』
みたいな与党議員の問題発言?としてマスコミが紹介記事を書いたとして。
もしこれを「林官房長官の発言」みたいに「一人に特定できる発言者」の問題発言、としてマスコミが記事を書いた場合、もし捏造記事だった場合、すぐに本人に完全否定されてしまうだろう。
「私はそんな発言を一切していない。完全な捏造記事だ!」みたいな感じに。
その場合、記事を書いたマスコミ側は「確かにそんな発言があった」という証拠の提示を要求されてしまう訳で。
「発言者とされた本人が発言してないと完全否定」&「記者の側は発言があった証拠を提示できない」となると、それが捏造記事だとすぐに世にバレてしまう訳だ。それでは「捏造記事で悪意の印象操作をしたいマスコミ側」としては非常に都合が悪い。
「ふむふむ」
ところが、もしこれを「ある自民党若手議員の発言」みたいに「不特定多数の中の一人(匿名)」の問題発言、としてマスコミが記事を書いた場合。発言者側とされた側がそれを否定するのは難しい。もし実態が完全な捏造記事だったとしても。
なにせ、発言者になり得る候補者は大量にいる訳で、そうしたケースで「発言者とされた本人が完全否定」みたいなことは事実上不可能に近い。この手のケースは実質、マスコミによる発言の捏造はし放題(捏造だとバレることはほぼない)と言ってもいい。
なので、【悪意の印象操作をしたいマスコミ】が、【こうした(発言者が一人に特定できない・匿名)形の「飛ばし記事(捏造記事)」で、問題発言?を無からでっち上げて世論誘導を謀る】、というのは、(ゲンダイや朝日などの)低俗なイエロージャーナリズムの常套手段なのである。
はっきり言えば、「政権幹部によると~」「◯◯党の議員によると~」みたいな(発言者が一人に特定できない)形の【典型的な飛ばし記事(捏造記事)の作法に則ったマスコミ記事】の多くは、実際には記者が取材すらしていない、勿論発言も記者がでっち上げた(真っ赤な嘘の)、【飛ばし記事(捏造記事)】だと考えて、鵜呑みにしない方が国民としては賢明だろう。
ゲンダイ(現代ビジネス)の「岸田派の国会議員のひとりだ~」トンデモ記事なんかも、捏造疑惑が濃厚だと言われている。以下。
最近トレンドにも入った
— あまおちりん (@amaochi) October 26, 2023
「こううなだれるのは、岸田派の国会議員のひとりだ」
というミームが誕生した経緯です。ご査収ください。
(この件あまりにも酷すぎるし、マスコミの闇の闇だと思うので、著作権を放棄するので皆さん自由に使ってください) pic.twitter.com/Azm4C7MvXK
「朝日に限らず、闇が深そうですねぇ」
そうした前提知識をふまえた上で、AERAの記事に話を戻すと。
前述の「3名の自民党議員の発言」とやらも、「典型的な飛ばし記事(捏造記事)の作法」に完全に則っている。
つまり、仮に「この件で朝日の記事は実際には取材せずに記者の脳内ででっち上げた架空の自民党議員発言」だったとしても、それが架空の発言(捏造)だと証明されてしまうリスクは記者側にはほとんどない。
「ということは?」
AERAの「安倍派の衆院議員はぶぜんとしながらこう語った~」みたいな記事部分も「全部、朝日の記者の脳内から産まれた捏造発言(コタツ記事)」なのではないか? という疑念が強く示唆される訳だ。
「朝日の記者がこの場に参加すらしていなかった(取材してない)、ということなら、おそらくそのへんの発言は全部記者の脳内から産み出された捏造発言(コタツ記事)だと考える方が確かに自然ですね」
うむ。
「このミスをデスク等の上司の再監でもチェックできなかった」という点も、「朝日新聞では取材をせずにコタツ記事で捏造記事を書くことが日常茶飯事・常態化していた」と考えれば辻褄が合う。
■捏造記事の帝王?朝日新聞
「腐っても?日本で2位の大手新聞社である朝日で、捏造記事が常態化など、あるのでしょうか?」
あるだろうね。朝日新聞の捏造記事にかける情熱?は尋常ではない。
朝日の捏造案件としてKY珊瑚事件や吉田調書事件あたりは有名だが、他にも【広島百円ラーメン事件】というある意味ヤバい?のもあって。
「どんな案件なんです?」
事件の内容がわかりやすいのは以下のブログ記事か。
朝日新聞の「100円ラーメン」捏造記事
>ところが、この「100円ラーメン」はすべてが作り話。つまり捏造。しかも記事に添えられた「ラーメン100円」の看板も、記者が手作りするという手の込みよう。記事中の事実は消費税が3%のみ。ラーメン屋という舞台設定から登場人物、セリフ、看板という小道具まで、すべてが捏造!
>記事を読んだ読者から「ラーメン屋を応援したい」「ラーメン屋に行きたい」などとの問い合わせが広島支局に殺到した。反響が大きいので、支局長が記者に続報を書けと言うと、記者はしどろもどろになり「全部作り話でした」。
「でも、上記ブログ記事の内容、本当に正しいのですか? もし根拠が『このブログ記事』だけだと流石にやや信憑性が乏しい気はしますが」
大丈夫。この【広島百円ラーメン事件】については週刊新潮も記事でガッツリ報じている。
風化防止【フェイクニュース】朝日新聞・百円ラーメン捏造事件https://t.co/ndK5sf4i8J高山正之氏も言及している。「消費税以外は完全な創作(フェイク)」。この記者は見てきた様な嘘を記事にし、処分も無く朝日にいた。この時処分があればその後のKY珊瑚や慰安婦虚報事件も起きなかったかもしれない pic.twitter.com/doJ6YHl7UI
— @camomillem0703 (@camomillem0703) July 9, 2019
この新潮記事に対し「朝日側が否定したとか文句を言った」みたいな話も聞かないし、新潮の記事が嘘でないなら、【広島百円ラーメン事件】というのは確かに実際に発生した朝日新聞の捏造記事案件だと考えられる。
「【ラーメン屋という舞台設定から登場人物、セリフ、看板という小道具まで、すべてが捏造!】って凄いですねぇ」
「KY珊瑚事件」でKYの字を彫った記者?とかもそうだけど、朝日の記者には「捏造の為ならどんな苦労も厭わない!」的な執念を感じる。
「さすが朝日新聞! 『普通はそこまでやらない』ような捏造を平然とやってのけるッ」
「そこにシビれたり憧れたりはしませんが」
ま、「ある意味凄い()」という点は否定はしないが、「朝日新聞がこの努力や執念をこんな斜め上の間違った方向(捏造)に発揮するのではなく、真逆の方向(真実の追求)の為に使ってくれればねぇ」と呆れるしかない。