【新日本ファクトチェックセンター】
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今回も予告通り、前回記事(その135)の続きである。

 



■彼らが【他者に対して】はいつも声高に要求する【説明責任】は、今回一体何処に消えたのか?

さて、ネットで大きな話題となっている立憲民主党・亀井陣営の公選法違反(戸別訪問)疑惑について。

公職選挙法上の戸別訪問というのは、最悪の場合は禁固刑(刑事罰)まである重い犯罪行為である。尚、「事前運動」についても同様に公選法違反で刑事罰が課せられる犯罪行為である。

これらの犯罪行為により、該当の議員らが辞任や議員辞職に追い込まれたケースは過去にも実際にある訳で。

翔子「議員の進退に関わるほどの、かなり深刻で重い疑惑・スキャンダル、ということですね」

うむ。

そして今回の立憲民主党の疑惑。

事実としてテレビ朝日の記事で、「力を入れたのが、有権者への戸別訪問だった」「一軒一軒有権者の家を訪問」というような記事内容が発信されていた(今はこっそり記事内容改竄で該当文言は削除済)。

更に前回記事(その135)で紹介した動画内にも、「普通に見ればどう見ても戸別訪問?(事前運動?)」と思しき亀井候補らの公選法違反行為?がはっきりと映っている。

当然、「これはどうことなんだ?きちんと説明しろよ!」と深刻な疑念を感じる国民は多数いて、ネット記事等では本件はかなり話題になっている(炎上している)。


当然、テレビ朝日や立憲民主党には本件の疑惑(特大誤報?)について「説明責任」を果たす義務があるはずだろう。

で、現実はどうなっているか?

該当のテレ朝記事が出たのも「テレ朝によるこっそり記事改竄」が行われたのも4/29(月)。
それから既にまるまる1週間も経過している。

にも関わらず、

①テレビ朝日からは本件で何の公式発表も記者会見も一切なされておらず、責任の所在も不明、具体的な経緯説明も担当者や責任者の処分も一切説明なし(該当記事もこっそり記事内容改竄のまま)

②立憲民主党からも本件で何の公式発表も記者会見もなされていない

③オールドメディアからはこの疑惑を厳しく追及する動きはほとんど見られずほぼ「ダンマリ沈黙」

真琴「これ、立憲もテレ朝も本件の疑惑について1ミリたりとも説明責任を果たしていない?」

うむ。普通はそう受け取るしかない内容だろう。



■テレビ朝日(朝日新聞)の闇

生姜教授「テレビ朝日は『誤報だった』と発表してきちんと説明責任を果たしただろうが!」

それは真っ赤な嘘だな。

テレビ朝日は現状、産経新聞及び女性自身からの質問に対し、ただ(彼らに対してだけ)以下のような文書回答をしただけ。

【記事掲載後に社内で誤りに気づき修正しました。当社の取材で、立憲民主党陣営が有権者へ戸別訪問をしていたという事実を確認したものではありません】

国民、視聴者、読者に対するテレビ朝日自身の公式発表は未だに【ゼロ】ではないか?

テレビ朝日自身の公式サイトには未だこの疑惑(特大誤報?)についての説明文言は一切ない?模様。それどころか「該当記事内容を途中で変更(改竄)した」という事実すら公式サイト等には何も書かれていない「サイレント修正(こっそり修正)」仕草のまま?

翔子「テレ朝は未だに、具体的な経緯説明を全部拒否してひたすら誤魔化してダンマリ沈黙で逃げてるだけじゃないですか!」

うむ。百歩譲って、もしこんなんで「きちんと説明責任を果たした」ことになるなら、自民党あたりは「きちんと説明責任を果たしまくり」ということになるだろう。


そして②③についても「不自然極まりない」と言える。

日本の立憲民主党ら左翼政党とマスメディアの【ズブズブ癒着っぷり】は、あるべき民主主義という観点から見ると「極めて不健全」な状態であろう。


報道ステーションのMCを務めていた古舘アナも、実名で以下のような証言をしている。

古舘伊知郎、日本に報道の自由「ない」民主党政権時代「大臣クラスから直で番組に電話が…」

 

>「09年に民主党が政権を取った以降の印象で言うと、結構大臣クラス、政治家から直で番組なりに電話がかかってきて『あのキャスター黙らせろ』とか、『すぐ謝罪しないと困る』とか言ってくる感じがあったんですよ。ええって思ってたんですよ」。  12年に自民党が政権を取り戻し、第2次安倍内閣となったが「自民党は3年間観察したと思います。ちょっと洗練された。第2次安倍政権から。全然、直で来ないですよ。番組や僕なんかに。

 

 

この古舘氏の証言は「民主党政権時代は民主党から番組・報道への圧力がとにかく凄かった。しかし第2次安倍政権以降、自民党政権からの報道への圧力は全くなかった」と証言している訳だ。


報道ステーションの前身であるニュースステーションについても、森永卓郎が以下のような証言をしている。

>私は二〇〇〇年から二〇〇四年までテレビ朝日の『ニュースステーション』のコメンテーターを務めていました。そのときの総合プロデューサーは、「自民党政権を倒すぞー! そのための番組を作るぞ!」と毎日言っていた。

真琴「これらの証言が事実なのであれば、やっぱり彼らの【ズブズブ癒着】は真実なのでしょうねぇ」

「椿事件」や「吉田調書」「吉田証言」などの過去の大スキャンダルを経ても1ミリも反省せずにひたすら偏向報道に突っ走る彼らの姿勢。特に朝日新聞(テレビ朝日)の異常な偏向報道姿勢はもはや病的であり「筋金入り」「社是」としか思えん。



■これらはほんの『氷山の一角』ではないのか?

まだ他にもこうした疑惑は多々存在する。

最近のだけでも、例えば、立憲民主党・梅谷守議員の公職選挙法違反疑惑。
既に2月には発覚していたスキャンダルで、今はもう5月なのであるが、この件については未だに真相解明も記者会見も経緯説明も一切行われていない。

翔子「もし【クリーンな政治を目指す!】という彼らの主張(うわべだけの美辞麗句)に嘘偽りがないなら、本件は立憲側がとっくに調査結果を記者会見で公表してなきゃ嘘ですよね」

立憲民主党の岡田幹事長らは当初から「事実関係を把握して適切に対応する」などと曖昧に誤魔化して逃げるのみ。立憲民主党の執行部は2ヶ月以上、ずっと本件では「逃げ」と「誤魔化し」の答弁以外一切していないお粗末っぷり。

しかしテレビなどで本件で立憲民主党をガッツリ追及する動きはほぼ全く見られない。皆無に近い。

真琴「もしこれが自民や維新の議員の疑惑だったら、テレビで連日大騒ぎして猛批判してるでしょうね」


立憲民主党の新潟県連としてもこの件を今後どうすればいいのかわからず困っているようで、「早く処分を決めてくれ!」と執行部批判をしているが、立憲執行部は今も「逃げ」と「誤魔化し」オンリー。ほとぼりが冷める?まで誤魔化して逃げ続ける気マンマン、という風情である。


また、立憲民主党の杉尾議員や辻元清美代表代行らによる公職選挙法違反(事前運動)疑惑についても同様。


結局、マスコミとズブズブ癒着している(厳しい追及はまずされない)から、立憲民主党らはそれにひたすら甘えて「説明責任を一切果たさず誤魔化してダンマリ沈黙で逃げる」が常態化し、一方で「自分達のスキャンダルは全部棚に上げて、ひたすら他者批判だけは威勢がよく饒舌」というダブスタに猛然と突っ走る。自浄能力ゼロの意識底辺ダブスタ政党。

マスコミの大半もそれに追随して必死に立憲らだけを美化絶賛する、党派性全開のアンフェアな報道姿勢。

これが今の日本のマスコミ報道の「現実」である。

 

 

あるいは、「脱糞民主党事件」についても。事件自体は以下記事を参照。

これは臭い!名古屋「脱糞民主党事件」が刑事告訴に発展した「新たな展開」

 

この件は、立憲民主党が一市民を提訴し書類送検されていたのだが。

「一市民を提訴し書類送検した」というニュースについてはマスコミ各社が報じていた。
今でも『立民ロゴを改変 書類送検』などでググれば、該当の提訴時のマスコミ報道は多々ヒットするはず。以下の共同通信の記事など。

立民ロゴを改変、名誉毀損疑い 愛知の男性を書類送検

 


ところが、本件が不起訴になったというニュースについては、マスコミはほぼ完全無視という感じであって。ワイが検索してもオールドメディアでこの不起訴を扱った記事は1つも見当たらない。

提訴時のマスコミ記事の数の多さからすると、それはかなり不自然に感じる。

翔子「客観的に見れば、不起訴決定の方が提訴時よりニュースバリューは高いくらいでしょう。何故こんなことに?」

その理由は、この件も結局、オールドメディアが立憲民主党に全力で忖度している(グルになっている)結果ではないかと。


「脱糞民主党事件」で立憲が一市民を刑事告訴した理由は「恫喝」だろう。

「脱糞民主党事件」についても立憲側は説明責任を完全放棄し、ダンマリ沈黙で誤魔化して逃げるばかりであった。
それに対し、ネット民の一部が「脱糞民主党」などと揶揄して本件を盛大に取り上げる動きを見せていたので、そうしたネット民を黙らせる(けん制・恫喝する)目的で一市民を刑事告訴した。

この1名だけでなく他のネット民をも黙らせたいという思惑から、「恫喝」目的で「提訴時」のニュースだけはマスコミ各社に報道させた。

真琴「『脱糞民主党』などと揶揄を続けるならお前らも提訴するぞ、という見せしめ的な恫喝ですね」

一方で、「結局、本件は不起訴になった」というのは立憲側にとっては不名誉・マイナスでしかないニュースなので、立憲はマスコミ各社に不起訴の件のニュース報道を禁じた(あるいは、マスコミ各社が立憲に忖度してその件は報道を自粛した)。

そういう流れに見える。

翔子「なんだか、Colabo問題の偏向報道と似たような感じですね」


テレビ朝日(朝日新聞)の酷い偏向報道については、他にも事例がある。

以前「その120」で軽く触れた「非実在議員への質問」の件についても、【朝日新聞の深刻な闇】が強く感じられる事件であるのだが、これを考察すると長くなるので、それはまたの機会にしたい。

翔子「結局、【今の日本で最も腐敗しているのは、国民でも政権でもなくマスコミである】という、当ブログの基本テーマにいつも帰結するのですよね」