【新日本ファクトチェックセンター】
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今回は「実子誘拐ビジネス」「子供連れ去り」問題。
結構重いテーマではあるが現在の日本(世界)において極めて深刻な問題であり、最近「大きな動き」もあったので取り上げない訳にはいかないだろう。

実はあのColabo界隈とも密接に絡んでいる気配もあるし。

真琴「『大きな動き』って何ですか?」

うむ。順を追って説明する。



■「子供連れ去り」「未成年誘拐」とは何か?

まずは「子供連れ去り」「未成年誘拐」問題自体がどういう物か、を理解する必要があるだろう。

最初に「子供連れ去り」問題に関する以下2つのメディア記事を紹介する。


日本に「共同親権」導入促す 子供連れ去り多発で―豪政府
2023年03月22日 時事通信

>オーストラリア政府は22日までに、離婚後に父母どちらか一方の単独親権しか認めていない日本の民法の見直しに関し、父母双方が親権を持てるようにする「共同親権」制度の導入を促す意見書を日本法務省に提出した。日豪間で、片方の親が子供を無断で連れ帰る「連れ去り」が多発している現状を踏まえ、親子の面会・交流が容易になるよう法改正を要望した。



日本人の親による「子供連れ去り」にEU激怒──厳しい対日決議はなぜ起きたか

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/08/eu-227.php

>今回の決議が日本でも報道されたこともあり、EUやアメリカの意見に耳を傾ける日本の議員、弁護士や当事者も出てきた。今後は建設的な議論が可能かもしれない。今のままでは連れ去りの被害者となる子供が増え、日本のイメージも悪化する一方だ。



日本人と外国人の国際結婚後の「子供連れ去り」「未成年誘拐」問題は、人権を重視する欧米先進諸国から日本が厳しく糾弾され続けてきた(今も改善要求がひっきりなしに日本に向けられて挙がる)、極めて深刻な問題である。


翔子「そんなに深刻な問題なんですか?」

うむ。有名人で言えば、卓球女子の「福原愛」さんとその元夫の台湾代表の「江宏傑」さんのケースなどは皆も聞いたことがあるのではないだろうか。

福原愛さん“子供連れ去り”、似たケースで「未成年誘拐罪で有罪」判決…過去判例を弁護士が説明

 



はっきり言うが、欧米先進諸国において、この問題における「日本人女性のイメージ」は最悪である。

「連れ去った者勝ち」で「未成年誘拐」が現在も平然とまかり通り、司法もそれを実質容認している「人権軽視の誘拐容認国家」だと、日本は世界から厳しく批判され続けている。

「日本での未成年誘拐」「日本での未成年拉致」というと、日本人の多くは「北朝鮮による日本人拉致問題」を連想するだろうが、欧米では「現代の国際結婚後の日本人女性による子供連れ去り(誘拐)」を連想する人の方がずっと多いのが実態だと言われている。


そもそも、この現代でも未だに「離婚後単独親権」が原則なのは先進国・欧米の国々にはほぼ存在しない。先進国では日本が唯一だろう。

その点だけでも「人権後進国」と批判されて当然なのだが、更に前述のように「実質、連れ去った者勝ち」で「女性による未成年誘拐を容認する異常な司法」がこれまでまかり通っていた。

そのせいで、欧米で「アジアでの子供連れ去り、未成年誘拐問題」と言えば、「ああ、日本人女性による実子誘拐の話ね」と認識されてしまうくらいに酷い状態なのである。

実際、英語で「abduction in Japan」「kidnap in japan」などのワードで検索すれば、上位に来るのは北朝鮮拉致問題ではなく「現代の国際結婚後の日本人女性による子供連れ去り(誘拐)」関連の記事が多数ヒットするはず。

「北朝鮮と大差ないレベルの酷い未成年誘拐容認国家=現代日本」という深刻な海外からの認識。

翔子「誇張でも何でもなく、それが世界での認識の実態なのですね」


欧米だけでなく他のアジア諸国でもこの点について日本人女性は強く警戒されている有り様で。
台湾代表の江宏傑さんが福原愛さんを訴訟で訴えたのも、そのへんの事情によるものだと考えられる。

モラルの低い一部の日本人女性の犯罪行為(誘拐)等のせいで、世界中で日本人女性全体のイメージが大きく毀損されている。残念ながらそれがこの問題の今の実情と言える。

真琴「それは(誘拐をしてない)普通の日本人女性にとってもかなり迷惑な、深刻な問題ですね><」



■「実子誘拐ビジネス」とは何か?

そして、この「子供連れ去り」が問題になるのは国際結婚のケースだけではない。
国内の日本人同士の結婚でも「子供連れ去り」「実子誘拐」は大問題になっている。

それどころかビジネスとして金儲けの為にしきりに「実子誘拐」の犯罪教唆?をするような最悪な「悪徳弁護士」が日本では大量に蔓延っているくらいの実態であって。

翔子「地獄ですねぇ」

「実子誘拐ビジネス」とは?共同親権問題、マスコミが報じない弁護士業界のリアル

 



真琴「上記記事の、『実子誘拐指南をしている某法律事務所』 って何処のことですか?」

さあ? まあ巷で噂の「丸◯内◯◯◯◯」とかその類のアッチ系の法律事務所なのだろうけど。

翔子「そんな伏せ字ばかりでは全然わかりませんが…」

「実子誘拐指南」とかでググってみなさい。

ちなみに、いわゆる「欧米リベラル」の人達は基本的に「共同親権支持」が当然で、「日本人(大半は女性)による子供連れ去り」は「不当な誘拐であり絶対に許されない犯罪行為!」という認識が圧倒的である。人権意識の高い国々の間ではそれは既に国際常識と言ってもいいくらいで。

ところが日本のエセリベラル(自称リベラル)達は大半が「欧米リベラルとは本性が全く異なる別物(偽物・ただの北朝鮮マンセー軍団)」なせいか、この点でも「欧米の(本物の)リベラル」とは真逆の狂った主張(誘拐擁護・正当化)を必死に喚いているような「人権意識の著しく低い自称(エセ)人権派」みたいな質の低い酷いのが蔓延っている。実に嘆かわしいことである。


「実子誘拐ビジネス」の闇

 




■この問題における最近の「大きな動き」について

ここまでが事前に知っておくべき「この問題の前提知識」である。

いよいよ本題の最近の「大きな動き」についてだが、以下2つの記事を見て欲しい。


違法な子の連れ去りを指南した弁護士、48人の弁護団を結成して被害者と対決するも……

 


速報!48人の弁護団破れる!違法な子の連れ去りはそれを指南した弁護士にも損害賠償請求を認めるほどの違法性ありと最高裁が判断!!

 



「違法な子の連れ去りはそれを指南した弁護士にも損害賠償請求を認めるほどの違法性ありと最高裁が判断」
というのが、この問題における最近の「大ニュース」といえる。

真琴「そんなに大ニュースなんですか?」

うむ。上記の点を今回、最高裁が正式に認めた。今後はこの判例が「子の連れ去り問題」の基本的なベースラインとして参照される判例の一つになるだろう。

それはこの問題における「歴史的転換点」になり得るくらいの大きなインパクトがあるだろう。

実際、本件は弁護士業界では以前からかなり注目されていた訴訟である。

「違法な子の連れ去りを指南した弁護士」側が本件で48人もの異様な大規模の「超大弁護団」を擁して異常に必死だったのも、「この訴訟に負けたら今後の実子誘拐ビジネスでの金策にとって非常に大打撃のピンチ」だと、その界隈の弁護士には強く認識されていたからだろう。

翔子「そんな超大弁護団を擁して挑んでも、悪徳弁護士?側は完敗したのですね」

うむ。

尚、この訴訟は東京高裁での判決が2023年1月26日にあり、その高裁でも
【親権ない妻の子連れ別居「違法」 助言の弁護士にも責任】
という判決が出ていた。

そしてこの12月に「実子誘拐指南側の弁護士」側の最高裁への上告が却下され、つまり上記の高裁での判決を「最高裁も支持」という結果が正式に出て、司法判断が確定した訳だ。

真琴「良かったですね^^」

翔子「その超大弁護団って、なんだか以前考察したColaboの100名超の超大弁護団と同類みたいな印象を受けますね」

うむ。当ブログの「その101」で言及した件やな。

新日本FC その101:Colabo関連:底の抜けたバケツにいくら水を注いでも全く無駄で有害

 


実は、本件の弁護団のメンツ(弁護士)にもそれらColabo弁護団と重複しているのが複数いる模様。

真琴「え!本当に!」

うむ。
「実子誘拐指南側の弁護団の弁護士」のメンツについては、以下記事に掲載されている。

 

 



ザっと見ただけでも

⑤ 角田由紀子 14546 第二東京 角田愛次郎法律事務所  仁藤夢乃氏のColaboの弁護団を務める
  日弁連 両性の平等に関する委員会 NPO地域と共同の研究センター理事 女性解放運動家

⑰ 太田啓子 29588 神奈川 湘南合同法律事務所  自由法曹団
  売出し中の弁護士  慰安婦問題等でも活躍


あたりは、例の「リーガルハラスメント会見」でも有名な「colabo弁護士」の代表格でもある。

翔子「うわ!Colabo界隈って実子誘拐ビジネス界隈とも密接に絡んでいる?」

更に言えば、Colaboを訴え対立している「音無ほむら」氏と前述の(実子誘拐指南?で悪名高い?)「丸◯内◯◯◯◯」も、Colabo問題が炎上した後になって、今ではガッツリ訴訟で争う対立関係になっている。

 

時系列から言えば、Colabo問題が炎上して住民監査請求認容等が出た後で、「丸◯内◯◯◯◯」がColaboの援護射撃をするような形で「音無ほむら」氏を「リアル攻撃」し始めたような構図にも当然見える訳で。

こうした「主張のトーンや訴訟戦術(大弁護団で威嚇・恫喝)の被り」「メンツの被り」「連動?」を「ただの偶然」と見るような主張は流石にナイーヴ過ぎるだろうな。

真琴「毎度のことですが、アヤシイ界隈の動きは『イツメン』連中ばかりで結局全部繋がっている?」



■結論

「子供連れ去り」問題における日本でのこれまでの「司法や弁護士達の異常な認識(誘拐した者勝ちのおかしな姿勢)」は長年欧米諸国から「人権軽視!」と糾弾され続けていたが、その「外圧」のお陰か、日本の司法がそうしたおかしな姿勢を改め、正常化する兆しはこれまでもちょこちょこ出てはいた。とはいえ司法も一枚岩ではなくバラツキはあって。


そして今回の判決。その流れ(実子誘拐指南も悪)を決定づける「トドメの一撃」になり得る大きな勝訴だろう。

翔子「『歴史的転換点になり得る』判決、と言っていたのはそういう意味なのですね」

うむ。「国際的な(本物の)リベラル」の観点から言えば、この判決は大いに歓迎すべき「大きな成果」と言えるだろう。その意味では大きなインパクトを持つ「大ニュース」だと言えるし、今後の「司法の正常化」をワイも大いに期待している。

真琴「そのわりには、日本のメディアでは本件はほとんど報じられませんね」

いつものことだが、日本の(左派系)メディアはこの件では「悪徳弁護士?寄り」の(アッチ系の)立ち位置の媒体が多いので、アッチ側陣営に都合の悪い案件は「華麗?にスルー」なのかもしれんな。