10年ぐらい使ってもらっていたサードのアルミラジエーターです。
太いラジエーターの泣き所は、ギリギリの寸法で納めているので何かの拍子で接触する場所が腐食や劣化しやすく、冷却水の滲みに繋がることがあります。
今回は、ラジエーターのフィンからの水漏れだったので、アルミ溶接を行い補強修理させて頂きました。
カシメ式のラジエーターのようにパンクして水漏れすることはほとんど無いのですが、冷却水漏れを見つけた場合は修理を行いましょう。
そのついでに、接触しやすい場所から少し距離を取れるように、ラジエーターのピン位置を真ん中から若干ズラして再溶接も行っています。
これによって、同じ場所が接触して水漏れを起こすリスクを軽減させてみました。
そのまたついでに、お客さんからの要望で、水温センサー取付ボスも設置させて頂きました。
このラジエーターには、水温センサー取付ボスが無かったので、せっかくの機会だからということで一緒に施工しました。
外したラジエーターホースと水温センサーアタッチメントですが、こちらも長年の利用で冷却水滲みが発生していました。
ラジエーターの水温センサーボスにセンサーを移設することで、少なくともこの3か所の冷却水の漏れる可能性のある個所を潰すことができました。
今回のメンテナンスで、まだまだラジエーターを使っていただけそうです。
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