こんにちは!ゆるゆる発達障害トレーダーのカネさんです!
今日もまたmyオフィス(健康ランド)でゆるゆる日常業務にいそしんでいます。
さすがにお盆が近いということで健康ランドも宿泊客でいっぱいです。
さて、いきなりですが本題にいきましょう。
ボクが最近思ったことは、
「他人と自分とを比べること自体は悪いことではない」
ということです。
比べる行為自体は問題じゃなく、大事なのは、
他人と比べた後、”何にフォーカス”していくか?
が大事だと思うんです。
例えばボクが、A君という人と1週間後格闘技の試合をすることになったとしましょう。
そしてボクに比べてA君のほう身長、体重、パワーどれをとってもボクより格上だったとします。
そこで、ボクが
「あ、ボクはA君に比べて身長も体重もパワーも劣ってるな?」
って
A君のように身長や体重やパワーを、
A君に近づける練習ばっかりしていたら、
ボクはほぼ確実にA君に負けるでしょうね。
だって試合まで一週間しかないのに、
その短い期間でいくら鍛えても、A君と同等のパワーを身に着けるのって難しくないですか?
A君のほうがパワーで勝ってることが分かってるのにパワー勝負したら負けるに決まってます。
でも、「あ、でも、スピードだったら勝ってるかも?」
という自分のいい部分がわかったら、
スピードを徹底的に伸ばしていき、
そのスピードをどんな場面に持っていけば発揮出来て、優位な展開になれそうか?
をシュミレーションしていけば結構いい勝負が出来そうじゃありませんか?
こんな感じで「得意な部分にフォーカスする」ことで
自分は何を伸ばしていけばいいか?
このいい部分を生かすにはどんな展開に持っていけばいいか?
が、明確になってくると思うし、
人生においても目標を立てるときの「羅針盤」になってくるんじゃないかな?
って思うんです。
大事なのって
「苦手なことを克服する」より、
「自分にはどんないい部分があって」
「このいい部分をどんな場面で展開出来れば生かせそうか?」
ってシュミレーションを立ててみることなんじゃないかな~?って思うんですよ。
無理に他人の土俵で勝負しようなんて思わなくてもいいんです。
ちょっと過激なことを書くようですが、
ポンコツな指導者ほど、
その指導する対象の子の
「苦手な部分、出来ない部分」
にしかフォーカスしてないな~って思うんです。
そして「出来ない部分、苦手な部分」ばっかり集中的にやらせるもんだから、
指導される子にしたって思うような結果が出ないし、伸びてきません。
だって「苦手で出来ないこと」ばっかりやってるんですもん。
そして思うような結果がでないと、
「この子はやる気がない」
「この子はいくら教えても無駄」
「私は完璧なことを教えてきたんだから私に落ち度はない」
って全て「指導した子の能力不足」ってことにしてサッと見捨ちゃうんだよね。
ボクにも似た経験がありました。
恨み言をいうつもりはありませんが、
もし、当時のボクの指導者たちが、
「あなたこんないいとがある」ってほめてくれてたら・・・、
そしてそんな「いいとこ」をどんな場面で展開していけば上手く生かせるか?
を教えてくれてたら人生違ったんだろうな~って思うし、
それが「指導」ってもんなんじゃないのかな?って思うんです。
「いい部分を見つけて、どうやって伸ばしていくか?」
「その得意分野でどう苦手をカバーしていくか?」
「どんな場面に持っていけばその得意分野の勝負に持ち込めるのか?」
これが「戦略」ってものではないのでしょうか?
”得意”が見つかって初めて”苦手の克服”につながると思うし、
そこを見つけられないでいくら「苦手で出来ない部分」を叱り飛ばして無理やりやらせても、
当事者の”自尊心”が失われていくだけだと思うし、
苦手で出来ないことばっかりやって人生を終えてしまうかもしれないんです。
これは決して甘えではないと思うんです。
ボクはADHD、アスペルガーという「発達障害」の診断を受けていますが、
常に「ボクの特性はどんな場面だったら生かせそうか?」を考えてきました。
ボクの特性は主に
「落ち着きがない」
「人ごみに入ると気持ちが落ち着かなくなる」
「横からあれこれ口出しされると頭がごちゃごちゃになってパニックになる」
です。
これらの観点から、
「一人で自分の思った通りに行動できる仕事が向いている」
と導き出すことができたんです。
あなたの得意な部分はなんですか?
人と比べて他人より出来ない部分ばっかりフォーカスしていませんか?
苦手の克服よりも先に
「今のあなたは何が得意なのか?」
を発見し、伸ばして行くことが先決だと思いますよ?
得意のベースがはっきりしているからこそ、
初めて「苦手をカバーする」という戦略を打つことが出来るんです。