米追加金融対策発表されるも、実体経済への不安から外需関連中心に軟調



日経平均            8,213.22 (▼110.71)
日経225先物         8,140 (▼200 )
TOPIX            817.22 (▼ 14.36)
単純平均             233.97 (▼ 3.61)
東証二部指数           1,940.50 (▼ 3.05)
日経ジャスダック平均       1,077.93 (△ 1.12)
東証マザーズ指数       304.01 (▼ 3.37)
東証一部
値上がり銘柄数          407銘柄
値下がり銘柄数         1,198銘柄
変わらず             102銘柄
比較できず            5銘柄
騰落レシオ           88.49% ▼ 8.88%
売買高            16億6744万株(概算)
売買代金        1兆3343億4600万円(概算)
時価総額          264兆7890億円(概算)
為替(15時)          95.11円/米ドル


日経平均は、節目と見られる8,100円水準で引き続き底堅さがみられたものの、
戻りを試す場面では昨日の終値近辺まで下げ幅を縮小しつつも

戻りきることはできず、上値の重さ、

下値の底堅さの両方を確認する展開となりました。

米国での追加の金融政策や経済対策への期待がある一方で、

実体経済の悪化に対する警戒感も強いようです。

それらが払拭され、米国市場に底入れ感が出るまでは、

当面方向感のない展開が続くことになりそうです。


◆個別銘柄◆ 



米追加金融対策を受けて保険が高く、円高や実体経済悪化を受けて輸出関連が
安い


エルピーダ (6665) 432円 △80 円 :100株単位
世界最小の新型DRAMを開発、一枚のウエハーから取れるチップの数が増
え生産コストの引き下げが可能となることから注目を集め、ストップ高となり
ました。


イオン (8267) 800円 ▼45 円 :100株単位
不振が続いた米衣料品子会社のブランド売却に際し特別損失が発生すると発
表、10月のスーパー売上高が前年同月比減となるなど消費の低迷も浮き彫りと
なっていることから、大幅安となりました。


SUMCO (3436) 913円 ▼44 円 :100株単位
半導体業界の稼働率低下を受け需要が予想以上に悪化しているとして、外資
系証券が投資判断を引き下げ、大幅安となりました。


ダイドドリ (2590) 2,150円 ▼20 円 :100株単位
主力の自動販売機での販売減少や新製品の競争激化などから08年2-10月期の
連結純利益は減益となりましたが、同時に発表した11月の販売状況は持ち直し
ていることから、下げ幅は限定的となりました。


東京海上 (8766) 2,275円 △150 円 :100株単位
FRBによる追加の金融対策により、保有する証券化商品の損失拡大に歯止
めがかかるとの期待が集まり、大幅高となりました。


トヨタ (7203) 2,985円 ▼145 円 :100株単位
最大市場である北米での自動車在庫が00年以降で最高水準と伝えられたこと
や、フランス工場で来年1月から減産に入ると伝わったことから、業績への懸
念が強まり大幅安となりました。