『デジタルゲームの教科書 知っておくべきゲーム業界最新トレンド』というゲーム業界を横断的に紹介し論じた分厚い本の発刊記念イベントです。
デジタルゲームの教科書
18名の共著者の方々のなかから4名の方が登壇され刊行の意義やゲーム業界に関する貴重なお話を御披露いただきました。
4名の方は、ジャーナリスト/グルーブシンク代表取締役の松井さん、ジャーナリストの新さん、フロムソフトウェアの三宅さん、ARG情報局の八重尾さん。
会場からはUstream中継もされて会場の参加者よりも多くの方が視聴したり、twitterで中継の感想をつぶやいたりしていました。
ここ数年のゲーム業界の流れが大きく変わりつつあるとか、パッケージゲームはあと何年持つのか?なんていうヘビー目の話題も飛び出した
新さんによる、長めの自己紹介(w)のあと第一部のトークセッション「ゲーム業界の明日を考える」へ。
まずは書籍の網羅する「ゲーム」の範囲の説明。
複雑化する大規模デジタルゲーム開発とそれとは異なった要素をもつソーシャルゲームシリアス、インディーズゲーム、同人ゲーム、
ボードゲーム、ARGなどの現状をおさらい評価してゆきました。
全てを踏まえたうえでボーダレスにゲームデザインを学び想像するという今後の方向性が語られました。
小休止を挟んで、「デジタルゲームの教科書」を実際にテキストとして使った講義が開催されました。
テーマはARG(代替現実ゲーム)ということでARG情報局の八重尾さんが講師として「授業」を進めます。
ここでARGをご存じない方にARGは何なのかをご説明。
ARG は Alternate Reality Game の略で、日本語では「代替現実ゲーム」。
最近話題のAR(拡張現実)技術とは間違いやすいけれどちがうんですよね。
登壇の八重尾さんは講義中、ARGをこう定義。
・架空の物語を現実で体感できるエンターテイメントのこと
・普段接している日常が突如としてエンターテイメント空間に変わる
・自分自身の経験と知識を生かして取り組む必要がある
たとえていうならば
・テーマパークの持つ世界観に、テーマパークを使わずに日常空間で実現してしまえる……という感じ
なるほど!…と即答できるのはARGに興味がある身だからなのかもしれません。
会場の反応やUstream中継を見ているひとたちのつぶやきをみてもARGという単語を初めて聞いたとか誤解していたという意見が多かった気がします。
用語の定義はさておき、国内や海外ARGでの実際の事例の説明がはじまるとゲーム関連の身近なところですでにARGが始まっていることに気づいていく…。
ARGを探すところからARGははじまる…とおっしゃっていましたが既に聴衆の多くはARGの入り口である「ラビットホール」へ落ちていたのかもしれませんw
これをきっかけにARGやそれに類するものに興味をもたれたという方も多いのではないでしょうか?今後の展開に期待ですね。
講義の後はARGについて、書籍の内容についての質疑応答タイム。会場参加者とust視聴者、twitterハッシュタグによる質問に筆者のみなさんが答えておられました。
ゲーム開発関係者が本音で語るイベントもそうですが、ネットの反応にこたえていくようなライブ感あるイベントがどんどん増えてゆくといいですね。
当日のtwitterハッシュタグまとめ
http://togetter.com/li/21412
以上内容盛りだくさんの2時間のイベントはあっという間に終了。
大変有意義なイベントでありました。
さて明けて日曜日はARG系つながりで「シモキタ@クエスト」ベータテストに参加してきました。
レポートは次回にでも。
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