時々、他の葬儀社様から「搬送をお願いできませんか?」
と、応援の依頼をいただくことがあります。
私が動ける時間であれば、同じ葬儀業界ですから、助け合い
の精神で、できるだけ安価でお引き受けするようにしてます。
こうした応援の仕事は、単にご遺体を搬送するだけではあり
ません。普段は見ることのできない、他の葬儀社様がどのよ
うな対応をされているのかを見る機会でもあります。
ご遺族への声の掛け方。病院や施設での対応。
ご自宅へ安置する際の動き。
ご遺体の扱い方や、安置後の説明など……。
「なるほど、こういうやり方もあるのか」と参考になるこ
ともあり、とても勉強になります。
葬儀の仕事には、決められた一つのやり方があるわけでは
ありません。葬儀社によって考え方も違えば、スタッフに
よっても対応は違います。
だからこそ、他社様の仕事を見ることは、自分たちの仕事
を見直す良い機会にもなります。
ただ中には、「いやいや、これはちょっとええ加減すぎる
やろう……」と思ってしまうこともあります。
応援で行っている私の方が、「えっ?これでいいの?」
と驚いてしまうこともあります。
もちろん、他社様には他社様の事情や考え方があるから、
それを私がとやかく言うことではありません。
でも、そんな場面に出会った時は、「うちは、こんな対応は
絶対にしないようにしよう」と思います。
良い対応を見れば取り入れる。
「これはちょっと……」と思う対応を見れば、自分への戒め
にする。どちらにしても勉強になります。
長年この仕事をしていても、他の葬儀社様の仕事を見ると、
まだまだ気付くことがあります。
