
葬儀内容や概算費用も決めてるとこまでは良いのですが、万が一の時の
連絡方法など諸々が決まらないのです。

成年後見人制度を紹介していますが、他にも何かないかと色々と調べて
いると『信託』という方法もあるということがわかりました。

皆さんは『信託』という言葉を聞くと、投資信託や信託銀行などが
思い浮かぶのではないでしょうか?
ご自身の終末について、最近では『終活』や『エンディングノート』という言葉が
世間に広く周知されつつありますが、『葬儀に信託?』とピンと来ない方が
ほとんどではないでしょうか?
近年、各地で終活セミナーやエンディングノートの書き方などについての
講演会が開催され、参加者の約7割が一般の方だそうです!!
私たちのような葬儀業界関係者の参加は約3割とのことで、いかにご自身の
幕引きについて考える方が増えてきたのか、このことで分かります。
しかし、せっかく終活セミナーで勉強し、自分の思いをエンディングノートに
書き記してもそれが実行されないなんてことになったら・・・

これは実際に有り得る話しで、そもそも遺族がエンディングノートの存在を
知らなかったり、様々な理由で故人の遺志どおりではなく自分たちの立場や
都合での葬儀を行ったりする場合があるのです。
実際に数多くの方にエンディングノートを渡しましたが、葬儀の打合せの際に
まだエンディングノートを見たことがありません。
そこで、今、注目されているのが『信託』なのです。
信託には様々な利点があります。
①エンディングノートに託した遺言が
法的拘束力のもとで確実に実行されるようになる
②信託財産は生前に消費したとみなされるため、大幅な節税対策になる
③近年増加している「おひとりさま」と呼ばれる独身者が亡くなった場合、
財産管理や葬儀の実行など滞りなく行ってもらえる
など、挙げられます。
信託について説明するとこのブログに書ききれませんので、簡単に説明すると、
エンディングノートを信託にすると『指図人』という監督する立場の人によって、
確実に実行されることになります。
『指図人』というのは弁護士に頼むことがほとんどです。
遺族が故人の遺志とは違うことをしようとしても、指図人が管理しているために
信託しているお金を勝手に使うことができません。
信託された内容が実現されなければお金を使われることはないのです

信託というのはこれほど法的拘束力があるのです


誰であろうと故人の意志は曲げられない・・・
これが『信託』というものなのです。
この信託がもっと世間に広まれば、葬儀社のいいなりになってしまい、
自分たちの思うような葬儀ができなかった・・・なんてことはなくなると思います。
また故人の意思がきちんと尊重されたご葬儀ができることでしょう。
これからは自分のお葬式は自分の生前に決めておくのが当たり前の時代が
やってくるのかもしれませんね。
今日はちょっとかたい話でした。
ではこれ位で・・・・また明日(^-^)ノ~~
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