瀬戸ジャイアンツというマスカットの一種を栽培しているのはBBQ場の日よけと目隠しのため。
来客が歩けるような高さが前提なので、イレクターパイプが支える屋根とぶどうの枝を支える園芸支柱+ネットとの隙間が狭い。計ってみたら屋根まで10㎝~40㎝ほどしかなかった。狭い空間に枝や葉が密集することとなるわけでぶどうの房も伸びにくかろうよ。
家庭果樹園としては外道だし、ぶどう栽培者としてもシロート以下。そんな私でもぶどうの花が咲いたら収穫に期待してしまう。
ほぼ全部の蕾が花を咲かせたので生意気にもジベレリン処理をした。
↓5月半ばの様子
蕾が繁ってる。これをみて今年は結実しそうと期待してジベレリる準備を始めた。
↓咲いた花
生まれて初めてぶどうの花を知った。一粒ごとに花が咲くのです。
否が応にも期待が盛り上がる。実が成るんじゃね?
【ジベレリン処理とは?】
単木で結果させ実を大きくしてタネ無しぶどうにできる天然由来の植物成長調整ホルモン剤。
本来はカップに入れたジベレリン溶液に開花した果房をどっぷり浸す処理を、1~2週間あけて2回行うそう。しかし、伸ばすだけ伸ばした後に棚を作って蔓を無理やり狭い空間に押し込んだ我がシャア専用BBQ場ぶどう農園では、画像のように枝から下にぶら下がる形の房は殆どないためカップに浸すのはとても無理。霧吹き状に噴霧することにした。
ただ、デブさんが走り回る我が家の庭で農薬を使って良いか迷ったので調べてみた。食品安全委員会農薬調査会によると犬も観察対象となった調査で問題ないとの評価が出ている様子。
ジベレリン農薬評価(pdf)
まあ、元々植物が持っているホルモンだから体に無害なのは分かってたんだけどね。一応調べたら安心できた。
でも今度はナメきってそのままマスクもせず噴霧(笑)
★注意!正しくないジベり方です
ペットボトルを加圧できる簡易噴霧器を使用してぶっ掛ける。それこそボタボタとジベ垂れするほどぶっ掛ける。
↓通販でも買える
農薬って通販でも買えるのね。6畳間くらいのぶどう棚面積で剪定もせず伸び放題のぶどうの花に全てぶっかけた500mℓ量で1錠の半分。2度処理前提で1年で1錠。8錠入りだから8年分になる。
適正濃度が各植物で違うため説明書を見ながら溶液の準備をする。
ぶどうについては品種ごとにも違いがあり、2倍体欧州品種に該当する瀬戸ジャイアンツはジベレリン濃度25ppm。ということで、水1ℓに対しジベり成分25㎎配合の錠剤1錠入れたら出来上がりと大変分かりやすい。500mℓのペットボトル2本分になった。
↓簡単に溶ける
イメージ的にはラムネ菓子かポリデント?みたい。細かな泡とともにジュワワ~っと、勝手に溶けていった。
500mℓ使ったのであともう一回分ある。本当はその都度新鮮な錠剤を使って溶液を作ることになっているけど残ったものを捨てるのももったいないので次回に使用します。どーせ正しいやり方はもとよりしておらん(笑)
↓100均の鳥よけアミ
BBQ場にデブ犬が入ったらマズい場合用にと買ってたペットネットを上に張り渡して鳥よけになるか検討中。屋根からあふれ出た葉っぱをどうにかしないとネットの意味が無いね。
本当は1本の枝で何個までとか、葉っぱ30枚にひと房とか、細かな剪定の基準があるらしいが、もちろんそんな面倒なことはしません。このままもう一度ジベったら今年のお手入れは終わり。
夏頃には収穫予定。
はたして瀬戸ジャイアンツは実を結ぶのか?
種なし/種ありの成否は?
シャア専用ぶどう農園の収穫や如何に?
次回報告を待たれよ。