交換したシフトロッド自体が4㎝短いことでイマイチしっくりこないローバーミニのポジションだが、結局後付けアジャスターを外して、3段階ある取付位置のみ最後部にしてシートを後ろスライドというほぼ元の位置にポジションを戻した。
シフト操作をやり易い位置にシートを合わせるとどうにもクラッチ操作に違和感が出ていたのだ。
腕の違和感には長めのシフトノブへと交換して対応することにした。
色々調べると様々な太さや長さのシフトノブが出ているが、いずれも高価。こんな小さなまるっちいだけの固まりが数千円~1万円超。マジすか。
当然DIYする。
以前から持っているスナップオンのドライバーグリップを加工して取り付けることにした。
そのままネジ切って取り付けられると思ったら穴の方が大きくてガバガバ。樹脂で埋めてもいずれ折れるだろう。
少し考えてナットを埋め込む加工をすることに。着脱できた方が良いし、奥の方に力が加わった方が折れにくいハズ。
ローバーミニのシフトロッドのノブ取り付けネジ径はUNC5/16-18でいけます。家のどこかに在るとは思うけど、ステンレス製の新品を4つ400円ほどで購入。
↓用意した物
ホームセンター2セットで買ってきたインチネジ。折れたシャフトにちゃんとハマることを確認。
↓グリップを加工
センターを出すために段々と太いドリルに変えながらナットがギリ入らない穴を開ける。
両手が塞がってたので写真は無いが、折れたロッドの2.5㎜ほどのネジに3つ付いたナットをトーチで加熱した。焼けたところで穴の中にジューっと溶かし入れた。
↓いきなり完成
膨らんだ部分はどうやら空気の逃げ場がないため薄い部分が押し出された様子。熱すぎたのだろうね。
充分に冷ましてからロッドをプライヤーで掴んでグリップをねじり回す。ちゃーんと外れた。少し硬かったが何の違和感もなく回ったのでナットもしっかり樹脂の中に埋まった様子。
↓交換
車のアルミノブに滑り止めのサンドペーパーを巻いてウエスを挟んでプライヤーで掴み回した。ネジロック剤を塗布してしていたが一撃で緩んだ。さすがはサンドペーパー。全く滑る気配がなかった。
↓膨らみアップ
左側はプクーっと膨らんだので押し込んだ跡。
ま、こんなもんでしょう。
若干不細工になったけど長さが5㎝ほど伸びて操作は圧倒的に楽になった。腕を伸ばし切らなくても軽くローまで押し入れられます。
シャフトのテーパー部分が隠れるくらいまで押し込んであるからガッチリ止まって強度も充分。
シート位置で対処療法するくらいなら早く変えたらよかったなー