ジオン軍公用車となってポンコツの汚名を雪いだはずのローバーミニであったが、やはりいくら化粧しても老体はごまかせなかったようだ。
買い物に出掛けるさい町内から出る信号で止まったあと、発進時にローギアと入れたはずのシフトロッドに抵抗が無くなり走行不能になった。
もちろん古い車に乗るドライバーはみな力任せにギアを入れることはしないので普通にか~るく押し入れただだけ。しかし、いきなり手ごたえがゼロになりスカスカ動くレバーになっちまった。
う、マズい!シフトリンケージのピンが折れたのだろうと判断し僅かな坂を転がせて左端に寄せたあと後続車を先に行かせてから調べる。下から覗いてみるとロッドはしっかりくっついてるので問題なさそう。
さあ、このスカスカの感触は初めての経験で、あとはクイックシフターの異常くらいしか思いつかない。恐る恐るカバーをめくってみてみると、なんとロッドが真っ二つに折れていた。
↓被害者の皆さん
↓折れたロッドのアップ
経年による金属疲労らしい。
スチール製なんだけどなー、シフトロッドって折れるんだね~、知らなんだよ。
お母さんはレッカー呼べと言うが、ギアさえ入れば走れるのは分かっている。折れたロッドを差し込んで強引にギアを入れてみる。どこに入ったかは分からないもののギアが入った感触があったので、とりあえず家に戻ることに。
自分では2速に入れたつもりだったが、ローだった。走りながら入れ替えるのは不可能なので、仕方なくハザードを付けながら左寄り徐行して後続車を行かせつつ、家までローで帰った。
みなさーん! シフトロッドが折れたら先のボール部分を抜いて残ったロッドを差し込み、どちらかに押し入れればとりあえず走れるよー、ってあまり使わない知識をお伝えしてご報告を終わります。
↓こんなふうにする
ふつう折れんわ!