雨予報だったが曇りが続いていたので作業開始。
エンジンが大きく揺れシャーシに穴があいた原因の一つであったブッシュ類(各部に挟まっているゴムの緩衝材)を交換していく。
ついでに破れているステアリングラックのブーツと、じわじわと減っていくのが常だったブレーキフルードの漏れを留める為にリザーバータンクのゴムシールも交換。
↓サブフレームアッパーマウントブッシュ交換
ひでえ…擦り切れてボロボロ。
↓キレイな方でもこれ
交換したのは硬質ウレタンの強化品。長持ちすると良いなあ。
↓こんな風に使う
大きい方はこの下に見える丸い部分に挟まっている。横から滑り入れた。
↓外したステディロッドブッシュ
ボロボロで残ってたのはこれだけ(笑)そらグラングラン揺れるわな。
↓この部分
車体とエンジンを繋いで揺れを防ぐもの。車体側はステーを破壊しないとどうしても外れずブッシュも形状がそのまま残っていたので交換しないことにした。(実は2時間以上あれこれ試したがどうしてもボルトとブッシュ内部のカラーが固着して共回りしてしまい外れなかった。替えステーを捜してから再挑戦)
↓リザーバータンクシール交換
ブレーキフルードが減りやすかったのはこのタンク下の繋ぎ目から漏れていたから。
↓外したシール
以前替えた時に曲がって入ってたらしい。タンク側に嵌めてからシリンダーに押し込んだ私のせいだな。今回は逆にマスターシリンダーへ装着してからタンクを押し込んだ。
↓ステアリングラックブーツ
前回車検時に交換した新品ラックに最初から付いていたもの。わずか2年でぱっくり裂けている。
ブレーキのシールを交換したからフルードの漏れが無くなるはずだが、1日置いてもまた濡れている。
調べると、当初は上のブレーキマスターから漏れたフルードが滴って直下にあるクラッチレリーズシリンダーを濡らしていると思っていたが、クラッチレリーズのゴムブーツを外してみるとシールからも漏れていることが発覚した。
↓クラッチレリーズからの漏れが発覚
この部品は在庫していないので次回に修理しよう。いつも本体ごと変えていたが、今回は高品質の国産リペアキットを見つけたので取り寄せ中。
オイル交換がてら、オイルを抜かないと交換しにくいシフトロッドブーツなどを交換。ついでにタペットカバーガスケットも交換した。
↓手前に引っ掛けてる黒いのが古いガスケット
ゴムがカチカチに硬化してひび割れ多数なうえポッキリ折れてる。そりゃ漏れますがな。用意してた新品は高耐久製品だが液体パッキンを塗ったうえで組付けた。これで当分は安心だろう。
しまった!ついでにタペット調整すれば良かった。ま、ヘッドから変な音はしてないからそのままでも問題あるまい。
画像を撮り忘れたが、これ以外にもいくつか交換している。
- エキゾーストクランプ
- リバウンドバッファ
- シフトロッドブーツ&シール
- オイル&フィルター
これで主だった修理はクラッチレリーズOHを残すのみで、来週は車検整備に入れるだろう。
リヤブレーキは調整で済ますつもりだが、漏れがあった場合に備えて交換部品はいつも在庫してある。リヤドラムブレーキのレリーズは安いの。
配線をまとめて各部を給油と調整し、シートを付けて走れるように準備していく予定。
ようやく先が見えてきた。
再来週には車検に行きたいな。
大きくしたタイヤが当たらないかどうかが課題となるだろう。サブフレームマウント基部のシャシーを溶接修理しているので以前と位置がズレている可能性がある。停めた状態ではフルに切っても当たらなかったが、実際に走行して加重を掛けてみないと最終的なところは判らない。
最悪の場合は一回り小さなタイヤに付け替える必要がある。車検前に臨時運行ナンバーを借りて車検場に行くまでに判断しなくてはならない。
その時に考えよう。
とりあえず次回はクラッチレリーズのOHなどを行う予定。