田舎の治療法① | 意地に生きるも男の本懐 なんてね

意地に生きるも男の本懐 なんてね

意味はほとんどない・・・ひとりごと

ちょっと懐かし昭和の思い出話

     (サブタイトル)

 元々歯が強くないのに、甘いものが

好きで歯磨きは適当ときたものだ。当

然のように虫歯ができてしまい辛い思

いをしたものだ。おまけに近くには医

者どころか、病院の存在さえもなく、

とにかく我慢するしかなかったのであ

る。



 泣き叫んでいると、祖母がハンカチ

と「くそ」の塊のような黒っぽい粒

を私に渡した。「なんじゃこりゃ?」

何だろうと匂いを嗅いでみるとなんと

それは「正露丸」であった。正露丸っ

てお腹が痛い時に飲む薬ではなかった

っけ?と、そんな疑問を感じながら迷

っていると「ハイ!口を開けて!」と

半ば強引に祖母が口を開けさせた。



続く