ちょっと懐かし昭和の思い出話
(サブタイトル)
つづき
うちの集落は、いいのであるが困る
のは隣の集落である。自転車でも、集
金をしていると往復1時間近くもかか
ってしまう。集金の対象の家は、4、
5軒なのであるが、そのうち1件は、
必ず留守なのである。曜日や時間を自
分なりにデータ化してみても、いつ在
宅かという答えが見当たらないのであ
る。まるで宝くじを当てるような感覚
で何度も足を運んだものだ。平均して
も月4~5度は行ったと思う。その家
は、おじさんがいることが確認できた
ら心の底から嬉しかった。やっと今月
はこれで終わった・・。と安堵の気持
ちでいっぱいになった。なぜだか、お
じさんの顔がその時だけ「仏様」のよ
うに見えたものだ。
そんな私は、訪問する家々で色んな
物をたくさんいただいた。本当にあり
がとうございました。お菓子、漫画、
野菜、等々・・。
集めていたのは、お金ではなく「ま
ごころ」だったことは言うまでもない・・。