新聞代集金のはなし② | 意地に生きるも男の本懐 なんてね

意地に生きるも男の本懐 なんてね

意味はほとんどない・・・ひとりごと

ちょっと懐かし昭和の思い出話

     (サブタイトル)

つづき


 現実はそんなに甘くなかった。だっ

て田舎の人はみんな働きものなのだ。

仕事で町に出ておられる家は、夕方ま

で留守であるし、日が長い季節であれ

ば帰ってから、畑に出られたりしてい

る。なかなか訪問する時間が決まらず

苦労したものだ・・。



 基本的に当時の田舎は、玄関に鍵な

どかけない。いつ行っても玄関から中

に入れるのであるが、何度「ごめん下さ

ーい!」と叫んでも返事がない。勝手に

お金をもらって帰ってもいいのである

が、それでは普通に「泥棒さん」になっ

てしまう・・・。仕方ないからまた来

るか・・。とまた、出直した。




つづく