ちょっと懐かし昭和の思い出話
(サブタイトル)
最近では、滅多に聞くことが無くなった
「もちまき」という行事がある。家を新築
する際に「上棟式」の時に行うメデタイ!
メデターイ!行事である。
昭和の時代は、家を新築する際に必ずと
いっていいほど「もちまき」が執り行われ
ていたものだ。しかしながら、そうそう新
築する家もなく、何年かに一度の貴重な儀
式を子どもたちは密かに待ちわびていたも
のである。
「もちまき」といっても子どもたちは、紅
白のもちを狙っている訳ではない。もちと
一緒にまかれる「コヨリを巻かれた小銭」
が目当てなのである。縁起ものなので結構
な数がまかれるため、たくさん集めれば臨
時収入になるのである。ほとんどが5円玉
であったが当時の5円、10円といったら
子どもにとって非常に貴重な金額であった。
「橋本さんちが今日棟上げで2時から【もち
まき】らしい…。」と、どこからともなく
情報が流れてくる。まるで伝言板のように
地区の隅々まで情報が行きわたるのだ。
子供たちは、今か今かと昼ご飯もそこそ
こに2時を待っている。何年ぶりだろうか?
みんな久しぶりの「もちまき」に気合が入
りまくりである。
to be continues