ちょっと懐かし昭和の思い出話
(サブタイトル)
外国人選手は一流どころがたくさん来ていた
と記憶する。人間風車で有名なビル・ロビンソ
ンや神様とも言われたルー・テーズ、モンスタ
ー・ロシモフなんかもやってきた。
モンスター・ロシモフとは後の「恐怖の人間
山脈」と言われた「アンドレ・ザ・ジャイアン
ト」のことで、当時は無名であったが「ジャイ
ント馬場」より大きいということでひどく驚い
たものだ。
キックボクシングもかなり面白かった。YK
K提供の月曜7時はテレビに釘付けだ。ベレー
帽のよく似合う「寺内大吉」さんの解説が妙に
はまっていた。誰もが知っている「真空飛びひ
ざ蹴り」の沢村忠や「後ろ回し蹴り」の富山勝
治は圧巻であった。ムエタイの選手相手に堂々
と渡り合っていたものだ。クロウト好みの稲毛
忠治や宙返りの得意な錦利明等、特徴のある選
手がいっぱいいたものだ。
ムエタイ選手の中で最も記憶にあるのは、「
チューチャイ・ルークパンチャマ」である。沢
村を4度もKOしたところからもその実力が分
かるというものだ。
このように熱い、熱い、熱―い戦いを仕切っ
ていたレフリーは、ただ1人「リー・チャンゴ
ン」であったことは間違いない・・・。