ちょっと懐かし昭和の思い出話
(サブタイトル)
(続き)
練習は週1回しかない。なぜならグラ
ンドは中学生と共有で、普段は中学生
がハンドボールの練習に使うからであ
る。従って、週1回の練習が待ち遠し
く仕方なかった。
練習になるとI先生が「熱血コーチ」
へと変貌する。普段も怖いI先生が、
ソフトボールの練習となると輪をかけ
て怖くなる。鉄底のスパイクを履いた
先生は、ピッチャーマウンドに立ち、
その短い距離からキャッチャーに向か
って思いっきりオーバースローで投球
する。キャッチャーのキャッチング練
習らしかった。しかし、当時はプロテ
クターも何もつける習慣のない時代、
本当に身体だけで必死にボールを止め
ていた。
「すごい・・・。すごすぎる。と思う
一方で、自分は、絶対キャッチャーは
できんと言おう!」と堅く心に決めた。
当然のように次の練習日からキャッ
チャーを希望する選手がいなくなった
のは間違いない・・・。