ソフトボール部のはなし①-1 | 意地に生きるも男の本懐 なんてね

意地に生きるも男の本懐 なんてね

意味はほとんどない・・・ひとりごと

ちょっと懐かし昭和の思い出話


     (サブタイトル)


小学校4年生になるとソフトボール部に

入ることができる。・・・というかソフト

ボール部しかない。スポーツをやるとした

らソフトボールしかないのである。当時は、

サッカーもまだメジャーではなく、テレビ

で見るとしたら野球か相撲かプロレスくら

いのものであった。


 必然的に男子は全員がソフトボール部に

加入するのである。長嶋、王、柴田、末次、

土井・・・数えればきりがないジャイアン

ツの選手にあこがれて、みんなソフトボー

ル部に入る。ただし、みんなが入るから勢

いで入る子も多く、ルールも守備位置の名

前すらよく知らない。とりあえず先輩のお

下がりのユニホームを着て、いっぱしの選

手になったような気になるのである。練習

するグランドは、長方形であり、ホームベ

ースから向かってライト方向が異常に短い。

従ってライトは1塁手と2塁手のすぐ後ろ

に位置するのである。入ってまもなくライ

トを守っていた私は、ライトはショートと

同じ役目をする内野手だと思い込んでいた。

「よし外野は、あがれ!」という先生の言

葉を無視してグランドに当然のように居残

っていた私に雷が落ちたことは言うまでも

ない。


(続く)