北広島町でカラスの死がい 一部から鳥インフルエンザ陽性反応

03月18日 19時20分

 

 

 

北広島町でカラスが相次いで死んでいるのが見つかり、

このうちの一部で鳥インフルエンザへの感染が確認されました。

 

北広島町では、今月に入って1か所の養鶏場でニワトリの

鳥インフルエンザへの感染が確認されています。

 

広島県によりますと、今月12日に北広島町の養鶏場で1羽の

カラスが死んでいるのが見つかり、遺伝子検査を行ったところ

高病原性の疑いがある「H5型」の鳥インフルエンザウイルスが

検出されたということです。

 

この養鶏場では今月11日に複数のニワトリが死んでいるのが

見つかり、その後の遺伝子検査で「H5型」のウイルスが

検出され、飼育されていたおよそ8万羽が16日までに処分

されました。

 

また、県によりますと、この養鶏場から10キロ以上離れた

町内の畑や隣接する竹林でも、16日、3羽のカラスが死んで

いるのが見つかったということです。

 

このうちの1羽からは、簡易検査で鳥インフルエンザウイルスの

陽性反応が確認されたということで、県では今後、遺伝子検査を

行うとともに、見つかった場所から半径3キロ以内にある複数の

養鶏場に立ち入り検査を行うことにしています。

 

県は「死んだ野鳥を発見した場合は、触らずに農林水産事務所に

連絡してほしい」としています。

 

 

 

毎年、鳥インフルエンザが猛威を振います。

要因として渡り鳥がウィルスを持ち込んでいますが、

それを、より広く拡散しているのはカラスです。

 

一度、養鶏場内で感染するとすべての鶏を殺処分していますが、

それは事後処理で対策ではありません。

 

養鶏場に防鳥用ネットを張っても対策にはなりません。

唯一の恒久対策は養鶏場周辺にカラスを寄せ付けない事です。

 

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