南米パタゴニアでゾウアザラシ大量死 鳥インフル広がる北米
2024年1月17日 7:44
南米パタゴニアのゾウアザラシが鳥インフルに感染し、大量に死んでいる
=ロイター
【ニューヨーク=吉田圭織】「H5N1」型の鳥インフルエンザ感染が鳥以外の
動物に広がっている。2023年末には米国のアラスカ州で感染したシロクマが初めて
確認されたほか、南米のパタゴニア地方ではゾウアザラシが大量に死んだ。
すでに熊やキツネなど少なくとも数十種類の哺乳類も感染している。
パタゴニア地方の海岸にはゾウアザラシの赤ちゃんの死体が散らばっている
=WCS提供、Maxi Jonas撮影
野生生物保全協会(WCS)で健康担当のエグゼクティブ・ディレクターの
クリス・ウオルツァー博士は15日、「H5N1型は世界の生物多様性を窮地に
立たせている。
150種類以上の野鳥や家禽(かきん)が感染し、数十種類の哺乳類も感染した」
として各国政府へ対応を呼びかけた。
「人間にも感染が広がり、手遅れにならないように注意する必要がある」とも
警告した。
アラスカ州政府は23年12月、初めてシロクマが鳥インフルに感染し死んだと発表した。
同州ではヒグマやアカギツネなどの感染も記録されている。
米アラスカ州ではシロクマの鳥インフル感染が確認された
=ロイター
WCSによれば、23年末にパタゴニア地方で生まれたゾウアザラシの赤ちゃんの
95%が死亡したという。
鳥インフルに感染して5200頭超のアシカが死んだこともペルーとアルゼンチンの
研究者が米疾病対策センター(CDC)に報告している。
世界保健機関(WHO)によると、23年には人間への感染が12件報告され、
4人が死亡した。感染した鳥やその死体に接触した人に限られているため、
人間同士で感染を広げ、パンデミック(世界的大流行)に発展するリスクは
低いと分析している。
毎年、鳥インフルエンザが猛威を振います。
要因として渡り鳥がウィルスを持ち込んでいますが、
それを、より広く拡散しているのはカラスです。
一度、養鶏場内で感染するとすべての鶏を殺処分していますが、
それは事後処理で対策ではありません。
養鶏場に防鳥用ネットを張っても対策にはなりません。
唯一の恒久対策は養鶏場周辺にカラスを寄せ付けない事です。
その対策が出来るのがゼロバードです。
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半永久的に周囲に寄せ付けません。