鳥が襲撃 ドローン被害…墜落事故も 「

空の宅配便」に暗雲

 

 

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小型無人機「ドローン」が飛行中に鳥に襲われる被害が相次いでいる。

鳥は見慣れない飛行物体を敵と見なして攻撃してくるとみられ、

回避できずに墜落したケースもある。ドローンは、過疎の山間部や離島に

物資を運ぶ「空の宅配便」としての活用が進むと期待され、

関係者からは国に危険性の周知を求める声が上がっている。(鈴木彪将)

 

数羽で旋回

兵庫県などが行った実証実験で、弁当を運ぶドローン。この後、

トンビとみられる鳥に襲われそうになった(3月10日、兵庫県宍粟市で)

「回避行動に移る」。3月10日、兵庫県宍粟市の山あいで、集落に弁当を

配送する実証実験のため、ドローン(3・6キロ・グラム)を飛ばしていた県の

関係者らに緊張が走った。突然、トンビとみられる数羽の鳥が機体周辺を

旋回し始めたのだ。  

 

幸い、鳥たちはすぐに姿を消し、担当者は「ドローンが鳥に狙われるとは。

接触しなくてよかった」と胸をなで下ろした。

専門家によると、カラスやトンビは巣の周囲に近づいた物体を敵と

見なして攻撃する習性があるという。

 

国土交通省の集計では、鳥が絡むと考えられるドローンの墜落事故は、

2017年に福井県で鳥と衝突して海中に落下したケースが初めて報告されて以降、

計5件ある。人や建物に被害が及ぶ事故を除き、報告は任意のため、

実際にはさらに多いとみられる。

 

ドローンによる空撮を手がける民間会社「ハニービーワークス」

(広島市)の藤原弘幸さん(53)も撮影中に鳥が衝突して墜落させられた

経験があるが、けが人などはなく、報告しなかったという。

 

ドローンは、落下して人に当たる危険性もある。17年2月には、

神奈川県藤沢市の工事現場で空撮中の機体が操縦不能となって墜落し、

作業員が顔に大けがを負う事故が起きた。

 

自動飛行 解禁へ

国交省によると、今年6月から、重量100グラム以上のドローンは所有者の

情報を国に登録することを義務づける制度が始まり、7月末現在で約28万7000機が

登録されている。

 

ドローンは橋や鉄塔の点検、農薬散布などに活用され、長野県伊那市の山間部では、

スーパーの食料品を公民館まで運ぶ買い物支援サービスも行われている。

 

民間調査会社インプレス総合研究所の調査によると、機体の売り上げなども含めた

関連の市場規模(推計値)は2021年度で2308億円。5年前の353億円から

6倍以上に増加した。

 

国交省は今年度中にドローンの操縦ライセンスを導入し、これまでは山間部などに

限られていた、機体を視認できない状態での自動飛行を住宅街などでも解禁する方針だ。

空港では威嚇射撃

 

ドローンが活躍する機会が増えれば、鳥の衝突トラブルも増加しかねない。

航空機については、各空港で鳥を威嚇射撃で追い払うなどの対策が取られているが、

ドローンを安全に飛ばすための対策は進んでいない。

 

国交省の担当者は

「事故が増えてくれば対応を検討する」としている。

ドローン操縦の講習を手がける「日本ドローン協会」(東京)は、ドローンが鳥に

襲われる映像を受講者に見せながら、接近時に機体を急上昇させる回避法などを説明している。

 

講習を企画する飯沼純一理事(40)は「『ヒヤリハット事例』も含めれば、

鳥がドローンを襲ったケースは数多いだろう。国は操縦の資格取得時に、

鳥のリスクについて周知してほしい」と要望する。

 

高度上げ回避を

日本野鳥の会会長で立教大の上田恵介名誉教授(鳥類生態学)の話

「鳥は基本的に高い位置から降下して攻撃するので、襲われそうになった場合は、

ドローンの高度を上げて回避するのがよいだろう。カラスは3~6月、

猛禽もうきん 類は12月から初夏にかけてが繁殖期で、その時期は巣がある

林野を避けるなど、鳥の生態を把握した上で飛行ルートを設定することも大切だ」