【動画あり】バードストライク「急ハンドルに注意」本紙記者 高速道路で遭遇

鳥害対策のゼロバード‼
空港滑走路のバードストライク対策はもちろん他の場所の
あらゆる鳥類の鳥害対策を提案します。
 

 1日午後7時半すぎ、胎内市の日本海東北自動車道で、本紙記者が運転する普通乗用車が鳥3羽と接触した。高速走行中の予想外の「バードストライク」の瞬間を、ドライブレコーダーが捉えた。東日本高速道路(NEXCO東日本)新潟支社は「何かに衝突した場合は慌てずに安全な場所で通報を」と呼び掛ける。

 同日は、日東道荒川胎内インターチェンジ(IC)-中条IC間を新潟方面に向けヘッドライトをつけて走行中、「ドン」という音とともに、フロントガラスなどに激突した。うち1羽はフロントグリルに挟まって抜けない状態になった。

 鳥類研究家の風間辰夫さん(86)=新潟市西区=によると、衝突したのはカルガモの成鳥とみられ、周囲の田んぼでえさを食べて、汚れた体を乾かすために道路上にいた可能性があると指摘。4~6月にかけて鳥類の幼鳥が車にはねられるケースは多くあるものの、成鳥のカモがぶつかるケースはまれだという。

 NEXCO東日本新潟支社によると、2020年に県内の高速道路上に鳥が落ちているなどの報告は約900件あった。同社は動物などを見つけても「急ハンドルを切るのは隣の車線に飛び出すなど危険」と強調。衝突した場合はサービスエリアなどで警察や道路管理ダイヤルへ通報するよう呼び掛けた。