問40
キャッシュ・フロー計算書(間接法)の一般的な特徴に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1) 営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前当期純利益の金額に、
キャッシュの変動を伴わない減価償却費や売上債権等の運転資金項目等を加算・減算して算出する。
2) 財務活動によるキャッシュ・フローにおいて、借入れや株式・社債の発行による資金調達に関する表示は、
原則として、総額による表示とされる。
3) 企業が金融機関と締結している当座借越契約に基づく当座借越限度枠を、
現金や現金同等物と同様に利用している場合、当座借越は負の現金同等物として扱う。
4) 「固定資産の増加」「短期借入金の減少」「配当金の支払」は、
いずれも投資活動によるキャッシュ・フローが減少する要因となる。
答え:4
1) 適切:間接法の営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前当期純利益を出発点として、減価償却費(非資金費用)や売上債権などの運転資金の増減を加算・減算して算出します。
2) 適切: 財務活動によるキャッシュ・フローは、企業の資金調達や返済の規模を正確に把握するため、原則として相殺せず総額で表示します。
3) 適切: 当座借越を現金と同様に利用している場合、キャッシュ・フロー計算書上では「負の現金同等物」(現金及び現金同等物のマイナス項目)として取り扱います。
4) 不適切: 「固定資産の増加」は投資活動によるキャッシュ・フローの減少(支出)要因ですが、「短期借入金の減少」と「配当金の支払」は財務活動によるキャッシュ・フローの減少要因に該当します。