問21
内閣府が公表する景気動向指数等に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1) 景気動向指数は、景気の現状把握および将来予測に資するために作成された指標であり、
コンポジット・インデックス(CI)とディフュージョン・インデックス(DI)がある。
2) 景気動向指数に採用されている系列は、
おおむね景気の1つの山または谷が経過するごとに見直しが行われている。
3) 経済成長率は、国内総生産(GDP)がどれだけ変化したかを数値で表したものであり、
内閣府が四半期および年次のデータを公表している。
4) 経済成長率には名目値と実質値があり、物価が持続的に低下する状態(デフレーション)にある場合、
一般に、実質値が名目値を下回る。
答え:4
1) 適切
景気動向指数は、景気の現状把握や将来予測のために内閣府が作成・公表している指標です。
景気の変動の大きさ(テンポ)を表す「コンポジット・インデックス(CI)」と、景気の各部門への波及の広がりを表す「ディフュージョン・インデックス(DI)」の2種類があります。
2) 適切
景気動向指数の採用系列(先行系列・一致系列・遅行系列)は、経済構造の変化等に対応するため、
おおむね景気の大きな波(1つの山または谷)が経過するごとに改訂(見直し)が行われています。
3) 適切
経済成長率は、一国全体の経済規模の変動(GDPの増加率)を表したものです。
内閣府から「四半期別GDP速報(1~3月期、4~6月期等)」および「年次データ」が公表されています。
4) 不適切
名目成長率と実質成長率の関係は、「実質値 = 名目値 ÷ 物価」という関係になります。
デフレーション(物価下落)のとき: 物価が低下するため、一般に「実質値が名目値を上回る」ことになります。
インフレーション(物価上昇)のとき: 物価が上昇するため、一般に「実質値が名目値を下回る」ことになります。
したがって、「実質値が名目値を下回る」とする本肢は不適切です。