問17

住宅用建物および家財を対象とする火災保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

なお、特約については考慮しないものとする。 
 

1) 火災保険では、隣家の火災の消火活動により住宅用建物に収容されている家財に

水濡れによる損害が生じた場合、補償の対象となる。 
 

2) 火災保険では、経年劣化による腐食で住宅用建物に損害が生じた場合、

補償の対象となる。 
 

3) 火災保険では、落雷により住宅用建物に収容されている家財に

異常電圧による損害が生じた場合、補償の対象とならない。 
 

4) 住宅用建物の保険金額が2,000万円(保険価額と同額)の火災保険において、
1,000万円の保険金が支払われた場合、その後の保険金額が1,000万円に減額される。

 

 
正解 1) 

1) 適切
隣家からの火災そのものによる飛び火(延焼)だけでなく、

消防隊や隣人による「消火活動に伴う放水によって生じた水濡れ・汚損」も、

火災事故に起因する一連の損害として火災保険の補償対象となります。

2) 不適切
火災保険は「突発的かつ偶然な事故」による損害を補償するものです。

経年劣化や老朽化(腐食、サビ、摩耗など)による損害は免責事項(補償の対象外)となります。

3) 不適切
落雷によって発生する過電流(異常電圧・サージ電流)により、

家財であるテレビやパソコンなどの家電製品が壊れた損害は、「落雷による損害」として補償の対象となります。

4) 不適切
火災保険において、事故により支払われた保険金の額が「保険金額の80%未満(本問では2,000万円 × 80% = 1,600万円未満)」である場合、保険金を支払っても契約上の保険金額(2,000万円)は減額されず、そのまま残りの期間も同額で維持されます(※残存保険金額)。
※支払われた保険金が「80%以上」になった場合は、契約は終了(全損扱い)となります。