問16

任意加入の自動車保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

なお、特約については考慮しないものとする。 
 

1) 対物賠償保険では、被保険自動車を運転中に誤って自宅の車庫に衝突して

損壊させて損害を被った場合、補償の対象となる。 
 

2) 一般条件の車両保険では、被保険自動車が地震を原因とする津波により水没して

損害を被った場合、補償の対象となる。 
 

3) 対物賠償保険では、被保険自動車を運転中に誤って通行人が連れていたペットに衝突して死なせ、

法律上の損害賠償責任を負った場合、補償の対象とならない。 
 

4) 対人賠償保険では、被保険自動車を運転中に対人事故を起こした被保険者が法律上の損害賠償責任を負った場合、

自動車損害賠償責任保険等によって補償される部分を除いた額が補償の対象となる。 
 

答え:4 

1) 不適切
対物賠償保険は「他人」の財物を損壊させた場合の損害賠償責任を補償するものです。

「自分や家族の所有物(自宅の車庫や家族の車など)」は「他人」の財物にあたらないため、

補償の対象外となります(※自損事故保険や車両保険の領域です)。

2) 不適切
車両保険(一般条件を含む)では、「地震・噴火・津波」によって生じた損害は免責(補償の対象外)と定められています。

なお、大型台風や豪雨による洪水・水没であれば一般条件の車両保険で補償されますが、地震原因の津波は対象外です。

3) 不適切
法律上、ペット(犬や猫など)は「物(財物)」として扱われます。

そのため、誤って通行人のペットに衝突して死傷させ法律上の損害賠償責任を負った場合は、

対物賠償保険の補償対象となります。

4)適切
対人賠償保険は、強制保険である「自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)」の上乗せ(上積み)保険として機能します。

そのため、自賠責保険等から支払われる限度額(死亡3,000万円、傷害120万円など)を超えた「超過部分(控除した残りの額)」が対人賠償保険からの補償対象となります。