医療保険には「健康保険」「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」があります。

医療保険はすべての国民に加入が義務付けられている社会保障制度です。

これにより、医療機関の窓口で支払う医療費が原則1〜3割に抑えられます。

「国民健康保険」では、「健康保険」より給付項目が少ないです。

 

■国民健康保険で給付されるもの

▼高額療養費
1か月の医療費の自己負担額が一定の金額を超えた場合に、その超えた分が払い戻される制度です。
自己負担限度額は、年齢や所得によって異なります。
病院の窓口で一度全額を支払った後、申請することで払い戻しを受けるのが原則です。

しかし、事前に「限度額適用認定証」を申請しておくと、窓口での支払いが自己負担限度額までになります。

▼埋葬料
被保険者が亡くなったときに、埋葬を行った人に支給されます。

また、被扶養者が亡くなった場合は、「家族埋葬料」として被保険者に支給されます。
支給額

一律5万円
 

▼その他の給付
・療養費
急病などでやむを得ず健康保険証を持たずに受診した場合など、医療費を全額自己負担したときに、後から申請して払い戻しを受けるものです。
治療用装具(コルセットなど)を作った場合も対象になります。
・移送費
医師の指示によって緊急で移送された場合の費用が支給されます。