地震保険は地震に強い住宅に住んでいたら不要でしょうか?
結論から言うと、地震に強い住宅に住んでいても、地震保険は必ずしも不要とは言えません。
今回その理由をご説明します。
地震保険が必要な理由
①揺れに強い建物でも、家財である食器や家電製品は被害を受ける場合があります。
②自分の住宅が地震に強くても、隣家が倒壊した場合被害を受ける可能性があります。
③地震が原因による火災は火災保険では対応できない

FPとしての主観
地震保険は入らないという選択肢はリスクがとても高いです。
というのも、自然災害に対して人間は無力です。
過去の経験から地震の被害を抑える努力はしていますが、絶対に被害皆無はありません。
地震に強い免震構造は横揺れに強くても、縦揺れに効果が薄い場合もあります。
耐震対策はあくまでリスクを減らすためのものです。
また、地震に強い建物は「地震保険」の保険料に割引があります。
さらに地震保険料には一定の所得控除が設けられています。
地震保険は任意ではありますが、加入しない選択肢はないと考えます。
尚、地震保険の保険料は政府と保険会社が共同で行っている為、どの保険会社でも保険料は変わりません。