今回は「火災保険」と「地震保険」について学びます。
火災保険と地震保険は、どちらも住宅を守るための保険ですが、それぞれ補償内容が異なります。
①火災保険
【主な補償内容】
・火災だけでなく、風災、水災、落雷など、様々な自然災害による建物や家財の損害を補償します。
【特徴】
・保険会社によって補償内容や保険料が異なります。
・様々な特約を付けることで、補償範囲を拡大できます。
・地震・噴火またはこれらによる津波を原因とする火災等の損害は補償されません。
②地震保険
【主な補償内容】
・地震・噴火またはこれらによる津波を原因とする火災・損壊・埋没・流失などの損害を補償します。
【特徴】
・政府と民間の保険会社が共同で運営している保険です。
・保険会社によらず、補償内容や保険料は一律です。
・火災保険とセットで加入する保険で、単独での加入はできません。
③保険の加入が必要な理由
・日本は地震の発生御率が高い
・日本は「失火責任法」があり、他人からのもらい火であっても重大な過失がなければ賠償請求が出来ません。
そのため、もらい火であっても自分の火災保険で補う必要があります。

FPとしての主観
今回は火災保険と地震保険について学びました。
なぜ火災保険と地震保険を一つの保険にしたらいいのにと思いませんでしたか?
私にも本当の理由は分かりませんが、私は被害範囲の大きさで保険会社が補償するのは無理があると思います。
下手すると保険会社が破綻する場合があるからです。なので、政府も関わっているのだと思います。
また、保険会社の破綻した場合は「損害保険契約者保護機構」の補償対象になります。
火災保険の場合は破綻後3か月間は保険金の100%、3か月後は80%が補償されます。
地震保険は保険金は100%保証されます。