10月から火災保険料の算出方法が変更になります。
火災保険料は保険会社が決定していますが、一部を除いてほとんどの方が値上がりするかと思います。
保険料の算出方法
保険料は大雑把ですが「支払い保険料(予定額)」+「経費(人件費など)」から算出されています。
「支払い保険料(予定額)」は「損害保険料算出機構」が過去の保険金支払いなどの実績を基に「参考純率」を算出し、損保各社が各自で判断しています。
例えば、建物の構造や所在地などが判断材料になります。
建物の構造であれば、木造よりSRCの方が頑丈です。
その為リスクが低いとされ保険料は安くなります。
「保険料」が上がる理由
保険料が上がる理由は大きく以下の3点から「参考純率」が上がるためです。
①自然災害が増加したこと
②築年数の古い家屋が増加したこと
③資材の物価や職人の人件費が増加したこと
「保険料」が下がる理由
保険料が下がる理由は全国一律だった「水災リスク」がリスクの大きさによって「5段階」で評価されることになりました。
ですので、「水災リスク」の低い場所であれば「保険料」が安くなることが見込めます。
とはいえ、前述の「参考純率」が上がっている為、上昇幅を打ち消すほどの期待は持てないでしょう。
「水災リスク」に関しては「損害保険料算出機構」が「水災等地検索」を公開しているので一度見てみると良いかと思います。