今回は「今回は2つの年金制度」について学習します。
年金制度とは
年金制度は強制加入の公的年金と任意加入の私的年金の2つがあります。
【公的年金】
公的年金は、国が管理・運営する年金制度です。
国民年金と厚生年金の2階建て構造になっています。
<国民年金>
20歳以上60歳未満のすべての人が加入する制度です。保険料は原則として全員が同じで定額です。
<厚生年金>
会社員・公務員の方が加入する制度です。
国民年金に加えて受け取ることができます。保険料は収入に対して定率(額は収入に応じて変わる)です。
【私的年金】
私的年金は、企業や個人が任意で加入することができる年金制度です。
公的年金に上乗せして、老後の生活をより豊かなものにするために加入する人が多いです。
<企業年金>
企業が退職金制度の一環として実施する年金です。
<国民年金基金>
国民年金の第1号被保険者が任意で加入できる年金です。
<個人型確定拠出年金(iDeCo)>
自分で掛け金を決め、運用益も含めて老後に受け取る年金です。