第2回は「ライフプランニング」について学んでいきます。

 

  ライフプランニングの手順

FPが顧客に対してライフプランニングを行う場合

①顧客との信頼関係を確立する

②顧客の目標を明確にする

(例えば5年後に車を買い替えたいという漠然の目標ではなく、車の買換え資金として200万円貯めたいという数値にするなど)

③顧客のデータを収集して、現状の問題点を把握する

④問題点を解決するために対策とプランを立案する

⑤プランの実行を支援する

⑥プランの見直し(軌道修正など)を行う

 

  ライフプランニングを行う際に利用するもの

①ライフイベント表の作成

家族の将来のイベントとそれに必要な資金の額を時系列に沿って記入します。

例えば、車の買換えや子供の高校、大学などの教育資金などが当たります。

他にも家族旅行など、将来やりたいことを可能な限り具体的に計画を立てます。

 

②キャッシュフロー表の作成

ライフイベント表と現在の収支状況に基づいて、将来の収支状況(例えば、昇給や物価上昇率を加味して)、貯蓄残高(運用予想)などを予想します。

この時に注意したいのは年収ではなく「可処分所得」で記載します。

可処分所得とは実際に手元に入ってくる金額です。(社会保険料や所得税、住民税を除した金額)

 

③個人バランスシートの作成

一定時点における資産と負債、純資産を導きます。

企業でいう「貸借対照表」に相当します。

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FPとしての主観

今回は「ライフプランニング」について述べました。

試験においては出題頻度は低いと思います。

とはいえ、出題されても答えれるようにはしたい項目です。

FPは顧客の年収、借金などプライベートな事に接してしまいます。

FPはまず顧客から信頼関係を築くことが大事になります。

その後、顧客の夢「希望」を叶える為に将来起こりえる出来事を顧客と共に考えます。

(ライフイベント表の作成)

その為の手段として「キャッシュフロー表の作成」「個人バランスシートの作成」が必要となります。

流れを理解することも大事です。