【第7問】下記の(問17)~(問20)について解答しなさい。
問17 FPの最上さんは、有馬家のバランスシートを作成した。下表の空欄(ア)にあてはまる金額として、正しいものはどれか。なお、<設例>に記載のあるデータに基づいて解答するものとする。
1. 2,345(万円)
2. 6,005(万円)
3. 6,245(万円)
解答:2
解説:資産は[保有財産(時価)]をすべて合計します。負債は住宅ローンのみです。
純資産は6,245万円-240万円(資産-負債)=6,005万円となります。
問18 智孝さんは、60歳で定年を迎えた後、公的年金の支給が始まる65歳までの5年間の生活資金に退職一時金の一部を充てようと考えている。退職一時金のうち500万円を年利1.0%で複利運用しながら5年間で均等に取り崩すこととした場合、年間で取り崩すことができる最大金額として、正しいものはどれか。なお、下記<資料>の3つの係数の中から最も適切な係数を選択して計算し、円単位で解答すること。また、税金や記載のない事項については一切考慮しないものとする。
1. 980,200円
2. 1,030,200円
3. 1,051,000円
解答:2
解説:500万円を年利1.0%で複利運用しながら5年間で均等に取り崩すこととした場合、年間で取り崩すことができる最大金額として使う係数は「資本回収係数」です。500万円×0.20604=1,030,200となります。
問19 智孝さんは、定年退職後の公的医療保険について、健康保険の任意継続被保険者になることを検討している。全国健康保険協会管掌健康保険(協会けんぽ)の任意継続被保険者に関する次の記述の空欄(ア)~(ウ)にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
1.(ア)14日 (イ)2年間 (ウ)はできない
2.(ア)20日 (イ)2年間 (ウ)ができる
3.(ア)20日 (イ)4年間 (ウ)はできない
解答:2
解説:暗記項目です。
問20 智孝さんは、通常65歳から支給される老齢基礎年金を繰り上げて受給できることを知り、FPの最上さんに質問をした。智孝さんの老齢基礎年金および老齢厚生年金の繰上げ受給に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、老齢基礎年金および老齢厚生年金の受給要件は満たしているものとする。
1.老齢基礎年金を繰上げ受給した場合の年金額は、繰上げ年数1年当たり4%の割合で減額される。
2.老齢基礎年金を繰上げ受給した場合の年金額の減額は、一生涯続く。
3.老齢基礎年金を繰上げ受給する場合は、老齢厚生年金も同時に繰上げ受給しなければならない。
解答:1
解説:繰上げ受給した場合の減額率は0.4%ですので、0.4×12ヵ月で4.8%の割合で減額されます。
出典:3級ファイナンシャル・プランニング技能検定実技試験(資産設計提案業務)2024年1月