【第4問】下記の(問9)~(問11)について解答しなさい。
問9 山根正人さんが加入している終身医療保険(下記<資料>参照)の保障内容に関する次の記述の空欄(ア)にあてはまる金額として、正しいものはどれか。なお、保険契約は有効に継続しているものとする。また、正人さんはこれまでに<資料>の保険から保険金および給付金を一度も受け取っていないものとする。
1. 1,170,000円
2. 1,190,000円
3. 1,290,000円
解答:3
解説:時系列から計算した場合、手術給付金([入院給付金]×10)+入院給付金(12日間)+入院給付金(7日間)+死亡保険金となります。10万円+12万円+7万円+100万円=129万円
問10 西里光一さんが2023年中に支払った生命保険の保険料は下記<資料>のとおりである。この場合の光一さんの2023年分の所得税の計算における生命保険料控除の金額として、正しいものはどれか。なお、<資料>の保険について、これまでに契約内容の変更はないものとする。また、2023年分の生命保険料控除額が最も多くなるように計算すること。
1. 39,650円
2. 40,000円
3. 71,725円
解答:3
解説:終身保険は、生命保険料控除により78,600円×1/4+20,000=39,650円となります。
また、医療保険は、介護医療保険控除により48,300円×1/4+20,000=32,075円となります。
合計で最大で71,725円の控除となります。
問11 伊丹さんは地震保険の加入を検討しており、FPの筒井さんに質問をした。地震保険に関する筒井さんの次の説明のうち、最も不適切なものはどれか。
1.「地震保険の保険料は、保険会社による違いはありません。」
2.「地震保険の損害認定の区分は、『全損』『半損』『一部損』の3区分に分けられています。」
3.「地震保険の保険金額は、火災保険の保険金額の30%~50%の範囲内で設定されますが、居住用建物については5,000万円が上限となります。」
解答:2
解説:「地震保険の損害認定の区分は、『全損』『大半損』『小半損』『一部損』の4区分に分けられています。」
出典:3級ファイナンシャル・プランニング技能検定実技試験(資産設計提案業務)2024年1月