【第2問】 次の各文章((31)~(60))の(  )内にあてはまる最も適切な文章、語句、数字またはそれらの組合せを1)~3)のなかから選び、その番号を解答用紙にマークしなさい。          〔30問〕

 

(46) 所得税において、病気で入院したことにより医療保険の被保険者が受け取った入院給付金は、(   )とされる。

 

1) 非課税所得 

2) 一時所得 

3) 雑所得 

 

解答:1

解説:入院給付金は非課税所得です。というか、入院する際に必要なお金を保険で工面してるのに税金取られたら怒ります。

 

(47) 所得税において、為替予約を締結していない外貨定期預金を満期時に円貨で払い戻した結果生じた為替差益は、(   )として総合課税の対象となる。

 

1) 利子所得 

2) 一時所得 

3) 雑所得

 

解答:3

解説:定期預金の利子ではないので選択肢1は除外できます。一時所得としては偶発的に起きた所得のイメージです。

円転(外貨を円に替えること)するタイミングを自己で選べることから雑所得と考えられます。

 

(48) 日本国内において支払を受ける預貯金の利子は、原則として、所得税および復興特別所得税と住民税の合計で( ① )の税率による( ② )分離課税の対象となる。 

 

1) ① 10.21%     ② 申告 

2) ① 20.315%   ② 申告   

3) ① 20.315%   ② 源泉 

 

解答:3

解説:最近預貯金の利子が低すぎて実感がわかないかもしれませんが、利息は付与される前に税金を差し引かれています。

ですので、源泉分離課税です。

 

(49) 所得税において、納税者の合計所得金額が2,400万円以下である場合、基礎控除の控除額は、(   )である。 

 

1) 38万円 

2) 48万円 

3) 63万円 

 

解答:2

解説:令和元年までは年収に関係なく38万円でしたが、令和2年より年収に応じて最大48万円控除されます。

 

(50) 年末調整の対象となる給与所得者は、所定の手続により、年末調整で所得税の(   )の適用を受けることができる。 

 

1) 雑損控除 

2) 寄附金控除 

3) 小規模企業共済等掛金控除 

 

解答:3

解説:雑損控除、寄付金控除、医療費控除は確定申告が必要となります。

 

出典:3級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験(資産設計提案業務)2024年1月 

※3級の学科試験は日本ファイナンシャル・プランナーズ協会、一般社団法人金融財政事情研究会で共通問題となっており、両団体において著作権を有しています。