最近、証券会社などで「フィッシング詐欺」が流行しているようです。

楽天証券では一部の中国株(香港株)の売買を停止しているようです。

どうやら不正にログインして、持っている株を売却して中国株(香港株)を購入しているようです。

おそらく詐欺者が持っている中国株(香港株)を高値で売却するのが狙いかもしれません。

 

過去の記事をリメイクしたものですが、再度確認して被害にあわないように気を付けましょう。

 

フィッシング詐欺とは

フィッシング詐欺とは、インターネットを利用した詐欺行為の一つです。

銀行やクレジットカード会社などを装ったメールやSMSから偽のWebサイトに誘導し、利用者から個人情報を盗みとる手口です。

 

  フィッシング詐欺の手口

①メールやSMSで偽のメッセージを送信する
フィッシング詐欺の多くは、利用者の不安をあおったり、緊急性を強調したりするような内容のメールやSMSで偽のメッセージを送信します。

 

例えば、以下のような文言が記載されている場合があります。
「アカウントが停止されます」
「重要なお知らせ」
「パスワードの再設定が必要です」
「不正ログインがありました」
 

②偽のWebサイトに誘導する
偽のメッセージには、偽のWebサイトへのリンクが記載されています。

利用者がこのリンクをクリックすると、本物のWebサイトと酷似した偽のWebサイトが表示されます。 

※見た目のURLが正常でもクリック先のURLは異なる場合があります。

https://www.yahoo.co.jp/
(上記アドレスはGoogleに飛びます。)


③個人情報を入力させる
偽のWebサイトでは、利用者から以下のような個人情報を入力させようとします。

名前
住所
電話番号
メールアドレス
パスワード
クレジットカード情報
銀行口座情報
 

④被害
フィッシング詐欺で個人情報が漏洩すると、以下のような被害に遭う可能性があります。
 

不正ログイン
なりすまし
金銭被害
フィッシング詐欺対策
 

  フィッシング詐欺の被害を防ぐには

不審なメールやSMSには注意する
金融機関やクレジットカード会社から送信されたように見えるメールやSMSであっても、以下のような点に注意が必要です。

①送信者名を確認する
送信者名が不自然な場合や、ドメイン名が本物と異なる場合は、フィッシング詐欺の可能性があります。
※ドメインとは〇〇〇@△△△.co.jpの@から後のこと

 

②URLを確認する
偽のWebサイトのURLは、本物のWebサイトのURLと酷似している場合が多いですが、よく見ると微妙な違いがあります。URLをクリックする前に、必ずURLを確認しましょう。

③個人情報を入力しない
偽のWebサイトでは、利用者から個人情報を入力させようとします。

どのようなWebサイトであっても、個人情報を入力する前に、それが本物のWebサイトであることを確認する必要があります。
尚、最近の会社では詐欺と疑われないようにURLを記載せずに「公式サイトにアクセス後、ログインしてご確認ください」
などの記載が増えています。

 

④最新の情報に注意する
フィッシング詐欺の手口は日々巧妙化しています。最新の情報に注意し、フィッシング詐欺の手口を知っておくことが重要です。

⑤フィッシング詐欺被害の相談窓口
フィッシング詐欺の被害に遭ってしまった場合は、速やかに警察や相談窓口に相談しましょう。

・警察
110番

・フィッシング対策協議会
https://www.sevenbank.co.jp/redirect/antiphishing.html

・国民生活センター
188番

 

 

 TODAY'S
 
FPとしての視点

フィッシング詐欺は、巧妙な手口で利用者から個人情報を盗み取る犯罪です。

フィッシング詐欺の被害を防ぐためには、上記の対策を参考に、常に注意を怠らないことが重要です。

特にAI翻訳が優秀になったことで、見分けるのが難しくなっています。