今回はリスクとリターンについて考えていきます。

前回も説明した通り、リスクとは「不確実性」をいいます。

 

リスクとリターンの関係性について

投資において、リスクとリターンは表裏一体の関係にあります。

 

【リスク】

リスクとは、投資において損失を被る可能性を指します。

これは、価格変動、金利変動、デフォルトリスク、カントリーリスクなど、様々な要因によって生じます。

【リターン】

一方、リターンとは、投資によって得られる収益を指します。

これは、利息、配当、売却益などによって得られます。

 

一般的に、リスクが高いほどリターンも大きくなる傾向があります。

これは、高い収益を得ようとするには、それだけ損失を被る可能性も高くなることを意味します。

逆に、リスクが低いほどリターンも小さくなります。

これは、損失を被る可能性が低いため、得られる収益も小さくなることを意味します。

つまり、リスクとリターンは正比例の関係にあります。

 

 

  リスクとリターンのトレードオフ

投資においては、リスクとリターンのトレードオフを常に意識する必要があります。
これは、リスクを抑えようとすると思惑通りにリターンも小さくなり、逆にリターンを大きくしようとすると思惑通りにリスクも大きくなることを意味します。
投資家は、自身の投資目的に合致したリスクとリターンのバランスを見つけることが重要です。

つまり、許容できる損失と予想収益のバランスを見つける事です。

 

  リスクとリターンのバランス

リスクとリターンのバランスは、投資家によって異なります。

若い投資家は、比較的リスク許容度が高いため、高いリターンを期待してリスクの高い投資を選択する可能性があります。

一方、高齢の投資家は、リスクを避けたいという気持ちが強いため、低いリターンでもリスクの低い投資を選択する可能性があります。
投資家は、自身の年齢、投資経験、経済状況などを考慮して、リスクとリターンのバランスを判断する必要があります。
 

  リスクとリターンの管理

投資においては、リスクとリターンを適切に管理することが重要です。

【リスクの管理】
①投資先を分散する
②損切りルールを決めておく
③リスクヘッジを行う

【リターンの管理】
①投資目標を設定する
②投資期間を決める
③資産配分を検討する