今回はTOB(株式公開買い付け)について考えます。
昨日(2024年2月6日)にauがローソンにTOBを行う発表がありましたが、そもそもTOBとは何でしょうか?
TOBとは
TOB(株式公開買付け)とは、企業が他の企業の株式を、証券取引所を経由せずに、直接株主から買い付ける制度です。
買付け価格は、通常、時価よりも高い価格に設定されます。(今回は前日の終値の16.2%高い1株10,360円)
TOBには、経営権の取得、子会社化、非上場化などが目的としてあります。
今回は三菱商事とauが共同経営する旨が発表されいます。(ローソンの上場廃止)
あくまで現段階でTOBが成立するとは限りませんが、
すでに三菱商事が50%持っており、auが株を購入して共同運営する以上、売った方がお得だと思います。

FPとしての主観
TOBがされたからと言って「ローソン」がなくなるわけではありません。企業名の変更もおそらくしないでしょう。
ここで問題なのは「dポイント」の行方です。
「dポイント」はdocomoのポイントカードなのでいずれかのタイミングで利用不可になる可能性があります。
ローソンはポイントカード利用者を対象にしたキャンペーンもあることから今のうちにポンタカードを作成しておいた方がよいかもしれません。
ついでに、現在ローソンでは一部の商品が価格そのままで47%増量というキリの悪いキャンペーンを実施中です。
品切れになってる店舗も多く、人気の高さがうかがえます。