今回は賃貸物件を退去する際の「退去時における敷金精算(原状回復)」について考えます。
敷金とは
敷金は、賃貸物件を借りる際に、賃借人が大家や管理会社に預けるお金です。
退去時に、原状回復費用を差し引いた残りが返還されます。
敷金の精算は、退去後、1ヶ月以内に行われるのが一般的です。
精算の際には、敷金精算書が交付されます。
敷金精算書には、敷金の金額、原状回復費用の金額、返還される金額などが記載されています。
原状回復費用は、賃借人が賃貸物件を借りる際に、物件に負った損傷や汚れを修繕するためにかかる費用です。
原状回復費用の負担は、通常は賃借人が負担します。
ただし、通常の使用による損傷や汚れ(経年劣化)については、大家や管理会社が負担することもあります。
敷金の清算でトラブルにならないように
敷金の精算でトラブルにならないためには以下のことが重要です。
①退去前に、賃貸物件を掃除して、原状回復に必要な箇所を把握しておく。
②退去時に、大家や管理会社と立ち会いをして、原状回復の状態を確認する。
③敷金精算書の内容に納得できない場合は、大家や管理会社に説明を求める。
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FPとしての主観
退去時の精算トラブルは意外と起こりえるものです。
大家や管理会社との立ち合いの時に原状回復の指摘箇所は必ず写真を撮ることをお勧めします。
また、可能であれば原状回復後の写真を見せてもらうこともいいかもしれません。
適切な清算であるかは客観的に見るためにも写真が大事です。
もし、原状回復に疑問を持ったら国土交通省のHPに「原状回復のガイドライン」があるので閲覧することをお勧めします。