今回は「住宅ローンの借入期間」について考えます。
住宅ローンの借入期間について
住宅ローンの借入期間は、一般的に10年、15年、20年、25年、30年、35年、40年などから選ぶことができます。
借入期間が長いほど、毎月の返済額は少なくなりますが、総返済額は多くなります。
一方、借入期間が短いほど、毎月の返済額は多くなりますが、総返済額は少なくなります。
借入期間が長い場合
【メリット】
・毎月の返済額が少なくなる
・借入可能額が増える
【デメリット】
・総返済額が多くなる
・退職後も返済が残る可能性がある
借入金額が短い場合
【メリット】
・総返済額が少なく済む
・定年までに完済できる可能性がある
【デメリット】
・毎月の返済額が多くなる
・借入可能額が減る

FPとしての主観
借入期間については一長一短あります。
住宅が高騰しているなか、短期よりも長期で借り入れる方が増えています。
長期借りた場合は毎月の返済額は少なく済みますが、元金の割合が少なく金利負担が大きくなります。
加えて、返済開始時は住宅ローン控除(最長13年間)で金利の負担を軽減できますが、その後は金利の負担も増加します。
また、完済時の年齢によっては働ける状態でないかもしれません。
早めに繰り上げ返済をすることで、総負担額を減らす事が出来ます。
繰り上げ返済には2種類あり、借入期間を短くするor毎月の返済額を減らす事が出来ます。
どちらも利息の元になる元金が減るため、総返済額を減らす事が可能です。