今回は住宅ローンの仮審査について考えます。

 

 

住宅ローンの仮審査とは

住宅ローンの利用を申し込む前に、融資可能額や金利を仮審査する手続きです。

仮審査に通れば、本審査に進むことができます。

 

仮審査に申し込むには、以下の書類が必要です。

・本人確認書類(運転免許証、パスポートなど)

・収入証明書(源泉徴収票、給与明細など)

・勤務先の証明書(在籍証明書、雇用保険被保険者証など)

・預金通帳(直近6カ月分)

 

仮審査では、以下の項目が審査されます。

・年収

・勤続年数

・借入金額

・返済期間

・物件の担保評価

・連帯保証人

 

仮審査に通過するためには、以下の条件を満たす必要があります。

・安定した収入がある

・返済能力がある

・物件が担保として適当である

 

仮審査は、金融機関によって審査基準が異なります。

そのため、複数の金融機関に申し込むことで、より有利な条件で住宅ローンを利用できる可能性が高くなります。

仮審査の結果は、一般的に3~4日程度で出ます。仮審査に通過すると、本審査に進むことができます。

 

仮審査を受けるメリットは、以下のとおりです。

・住宅ローンの利用が可能かどうかを事前に確認できる

・本審査に進む前に、返済計画を立てることができる

・複数の金融機関を比較検討できる

 

住宅ローンを利用する際には、必ず仮審査を受けて、自分の条件で利用できるかどうかを確認しましょう。

 

 

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FPとしての主観

仮審査を通過した際にやってはいけないことは「転職」や「新規の借り入れ」などです。

仮審査時で審査した内容の根本が崩れてしまうからです。

また、一つの住宅ローンに落ちたからと言って他の住宅ローンが落ちるかと言えば、必ずしもそうではありません。

例えば、フラット35は人物の属性より建物の属性を見ることが多いです。

これはフラット35が住宅金融支援機構と提携している為です。

また、審査の結果、想定より金利が高い場合もあります。

注意点として、実際に融資を受ける場合は融資時点の金利が適用されることには注意をしてください。

審査時の基準金利と融資時の基準金利が異なるためです。

住宅ローンの仮審査は多く受けることをお勧めします。その中で自分に合った住宅ローンを契約しましょう。