今回は「ベストエフォード」について考えます。

 

ベストエフォードとは

「ベストエフォート」とは、日本語で「最善努力」という意味です。

電気通信においては、あらかじめ定められた通信速度を保証しないサービスの形態を意味します。

例えば、インターネット回線の速度が「ベストエフォート100Mbps」と表記されている場合、その回線は、最大100Mbpsの通信速度を実現できるように設計されていることを意味します。

ただし、実際には、同時接続している端末数や、通信状況などによって、通信速度は変動します。

「ベストエフォート」 と対比されるのが「帯域保証型」のサービスです。

帯域保証型のサービスは、あらかじめ定められた通信速度を保証するサービスの形態です。

通信速度が一定であるため、安定した通信が必要な用途に適しています。

ただし、帯域保証型のサービスは、通信設備を効率よく利用できないため、利用料が高くなります。

 

 

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FPとしての主観

通信会社の多くは「ベストエフォート」での通信速度を記載していますが、WEB上で「スピードテスト」を行うとベストエフォード以下の速度が表示されることが多いです。

「ベストエフォード」は人が多いところでは「1Gbps」の通信設備を、人が少ないところでは「100Mbps」など利用状況によって、通信設備の強化を行っています。適材適所に通信設備を置くことで、設備投資を抑えて利用価格を抑えています。

当然、普段人の多いところで、1人しか通信を利用してなければ「ベストエフォード」の速度は出るでしょう。

しかし、皆さんが重視したいのは「安定した通信」だと思います。

「不安定な通信」が気になる場合は「ベストエフォート」で通信会社を決めると遅くなる場合もあります。

通信会社によっては繋がらないところがあればサポート等で連絡をしてくださいという会社が多いです。

「通信の不安定」はサービスの質の低下に繋がりますので。

 

下記はdocomoの場合の問い合わせ先